東京都府中市S邸

設計監理:イオンアーキテクツ

>家は買うものではなく、建てるもの。そうイメージを持っていたSさんは、お子さんの成長とともに家が手狭になったことをきっかけに計画をスタート。インターネットでザ・ハウスを知り、2005年6月に来店されました。

土地探しからの家づくりだったSさん。建築家イオンアーキテクツに依頼してから、土地が決まったのは10ヶ月あまりを過ぎた頃でした。

さわやかなご夫婦、という印象を持っていたイオンアーキテクツ。
リビングとテラスをボーダレスに、とのご要望を叶えるだけでなく、他にもボーダレスなスペースがちりばめられているSさんの家。以前と比べて、家でのんびり過ごすことが多くなったというSさんにお話を伺いました。
家を建てようと思った経緯は?

いつかは家を建てるという漠然とした想いを持ちながら、長年社宅マンションで生活していましたが、自身の年齢的なものと、子供の成長につれ手狭になったことが行動をおこすきっかけでしょうか。

家は「買うもの」ではなく、「建てるもの」という意識を持っていたので、ハウスメーカーをいくつか回りましたが、どのメーカーも半製品(パーツ)を組み合わせると最終的に家の形になるというもので興醒めしてしまいました。



当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

ハウスメーカーの家づくりは期待できないことがわかったので、住宅関係の本や雑誌を読むようになり、希望の家を建てるためには建築家に依頼するのがいいだろうという結論に到達しました。
東京都府中市S邸/イオンアーキテクツ設計
しかし、実際に探してみると建築家も星の数ほどいることがわかり、なにより敷居が高い・・・。そんな中、Webサーフィンでザ・ハウスを知りました。

土地の取得(購入)もできていない状態で建築家との面談をお願いしたところ、イオンアーキテクツさんをご紹介いただき、土地を取得したらお願いしますという話で面談を終えました。

いざ土地探しを始めてみると、なかなか条件にあう土地が出てきません。ほとんどが建築条件付のための断念でした。
東京都府中市S邸/イオンアーキテクツ設計 ビーンズコープの土地マッチングサービスも利用させていただき、いくつかの土地の調査までお願いしたもののご縁がなく土地の取得までは及びませんでしたが、地元の不動産業者からやっと希望にかなう土地を購入することができました。

イオンアーキテクツさんと出会ってから10ヶ月あまりが経過していました。
建築家・イオンアーキテクツにはどんなご希望を伝えたのですか?

限られた空間のなかで、家族で共有するリビングや洗面所をできるだけ広く、シンプルに、明るく、風通しの良い空間にしてもらいたいと伝えました。

また、1階2階ともに外部へのつながりを持ったつくりにしてもらうことと、近所で打ち上げられる花火を特等席(?)として観賞できるように屋根部分にもデッキを設けてもらえるようにお願いをしました。
実際に生活していかがでしょうか?

リビング(内)とテラス(外)の両方をくつろぎの空間として楽しむことができて大変満足しています。休日も外出するよりは、家でのんびり過ごす時間が増えました。

また、家族同士の使用時間が重なる洗面所も余裕を持った空間にしたことから、ストレスなくグルーミングの時間がとれます。

その他、出窓部分を利用した収納スペースや、室内干し用のレールなど、各所にアイディアを散りばめてもらい、シンプルな設計の中にも便利機能が充実しています。
東京都府中市S邸/イオンアーキテクツ設計
ザ・ハウスを利用しての感想は?

理想の家を建てるために建築家の協力は必要不可欠だと思いますが、建築家の性格面や、作品の特性、依頼までの一連の流れなどを事前に説明いただくなど、建築家に依頼するまでの様々なハードルを一気に下げてくれたと感謝しています。
東京都府中市S邸/イオンアーキテクツ設計 これから建築家と家を建てる方に一言

最終的には、フィーリングが合う建築家との出会いが家の仕上がりを左右すると思います。素人であるこちらの話(希望)を咀嚼して設計に反映させてくれるような建築家を探されることが理想の家への第一歩ではないでしょうか。


イオンアーキテクツ 建築家・イオンアーキテクツさんのインタビュー



はじめにSさんとお話しして、どんなことをお感じになりましたか?

まだ土地が決まっていない段階での最初の面談でした。
そのときの印象は、とてもさわやかな感じのご家族だなと記憶しております。約10ヶ月後に土地か決まり、現地で再会しました。いよいよ設計のスタートです。
東京都府中市S邸/イオンアーキテクツ設計
東京都府中市S邸/イオンアーキテクツ設計 具体的にはどのような形でご要望に応えていったのですか?

決まった土地は、東西に長くしかも東南西の三方が道路という敷地でした。もちろん角地となります。Sさんは日当たりのことを重視して、この敷地を選ばれたわけですが、十分な太陽光を採る事ができる反面、南側の庭が確保できないという通常とはちょっと違った敷地です。

提案した計画は、南側の窓は採光のみに目的を限定して、建物を南側いっぱいに配置しました。西側の駐車スペースと玄関、東側のウッドデッキテラスを配置することで、東西に二つの空地部分が生まれます。そこで、玄関は両開きのドアに、テラス側は折れ戸のフルオープンサッシを使用し、開放感ある建具で構成することで、その間のリビング空間をトンネルのようにつなぎました。

「リビングとテラスをボーダーレスに」というSさんのご要望に対し、それだけでなく玄関や駐車スペースまでもボーダーレスというプランが出来上がりました。
Sさんとのお打合せはいかがでしたか?

ご夫婦の好みが共通しており、とてもスムーズに打ち合わせが出来ました。
最初の印象通りにさわやかさがいつもありましたね。


これから建築家と家を建てる方に一言

打ち合わせを重ねるごとによく感じることですが、そのご家族に必要なものと不要なもの、このふたつをしっかりと認識されている方の家は、設計の方向性がより早くはっきりとしてきます。必要なもの(欲しいもの)は、たくさん言う事が出来ても、不要な物をはっきりと言うことはなかなか難しいですよね。どこの計画でも面積的な制約や予算的な制約は必ずあります、そういう制約の中でより良い建物にしていくためには、この「不要なもの」(価値を感じないもの)をきちんと把握していれば住み主に合った個性的な家ができると思います。
東京都府中市S邸/イオンアーキテクツ設計
所在地:東京都府中市
設 計:(有)イオンアーキテクツ設計事務所
施 工:(株)司建築計画
竣 工:2007年9月
敷地面積:108.19平米(32.72坪)
延床面積:86.53平米(26.18坪)
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