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ザ・ハウスで建てた家
京都府京都市N邸。
京都府京都市N邸 設計監理:広渡孝一郎・早苗
側に5階建てのマンションが建ち、窓を開けることができない生活を余儀なくされたNさんは、開放された明るい家にしたいと、2002年8月にザ・ハウスに来店されました。
建築家・広渡孝一郎・早苗さんは、外部に対してはプライバシーを保ちながらも、内部では、中庭を中心に空間の拡がりを感じられるような明るい住宅を設計し、この住宅は2004年4月に竣工しました。
今では明るい日差しの中で、窓を大きく開口させて庭を楽しめるようになったNさんにお話しを伺います。

家を建てようと思った経緯は?

介護が必要になっている親を、将来的には在宅看護として引き取りたいと考え、改築の検討を始めました。
しかし、予想以上に予算が必要となるにも関わらず、間取りなどの制約も多く、それならば建替えに方針変更をしようということになりました。

また、これ以上ぐずぐずしていると、年金からローンの返済をすることが必要となりかねず、「最後のチャンス」との差し迫った問題もありました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

家を建てようと決心し、住宅展示場を何回か訪ねました。モデルハウスを訪れてみると、気取った暮らしを強いられそうな家ばかりで、「何か違うなあ」との印象でした。

参考にと数冊の書籍を読みましたが、その全てに「自分の希望どおりの家を建てるには建築家に依頼する以外に方法はない」との内容が記載されていました。
このようなことから、やはり建築家の方に依頼してみたいという思いが募りました。

建築家・広渡孝一郎・早苗さんにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

どんな風に伝えようかと考えたのですが、ずいぶんと昔に見たテレビドラマの話をしました。
高齢の夫婦には、既に働きだした子供3人がいます。この家庭には、平穏な日々が変わることなく過ぎていきますが、子供達は変化のある暮らしを求めて家を出ます。気落ちしている夫に、妻がこんな台詞をいいます。

「平穏な日々の積み重ねがどんなに大切か解った時、きっとこの家にみんな帰ってきますよ。」

穏やかな暮らしが続くこと、また将来、子供達には、そういう暮らしこそ大切なんだと思ってもらいたい。広渡さんには、そんな暮らしができる家を、とお願いしました。

実際に生活していかがでしょうか?

光を取り入れる為に、大きなトップライトが設けてあります。
夏は、少し日差しが強く感じるかもしれません。「夏は暑いぞ、この家は」と工務店の方が言っていましたが、とにかくひと夏暮らしてみようと思います。あの気持ちのいい光を取り入れる為には、そんなことが気にならないかもしれませんから。

朝、昼、夕方、そして夜と「光と灯りの美しさ」に感激しています。窓からの日射しが思いがけないところに日溜まりをつくったり、灯りに浮かぶ建具の陰影など、見飽きることがありません。

外部から遮断された居心地の良い空間が創り出されており、ひきこもりになったらどうしようと恐れています。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

「建築家に依頼したい」との思いは日増しに募るものの、建築家に面識もツテも全くありません。
藁をも掴む思いでザ・ハウスに電話をしたのですが、丁寧な対応に不安も吹き飛ぶことになりました。

また、「建築家に依頼するということ」のメリットとデメリットを、それぞれについてわかりやすく説明していただき、家づくりを進める上で大切となる判断力を持てたように思います。

これから建築家と家を建てる方に一言

私にとってラッキーだったことは、初対面の段階から「この人だ」と信頼できる建築家に出会えたことだと思います。
もし納得できる出会いがない場合は、時間をかけてできるだけ多くの方々にお会いし、自分達の思いを十分に受け止めてもらえる建築家を探すことも必要ではないしょうか。

もうひとつ大切だと感じたことは、家づくりについての十分な家族での話し合いです。
ちなみに私は家族会議で、屋根の上の「月見台」と読書のための「お籠もり部屋」を所望したのですが、家内と娘に一言で却下されました。今でも未練をもっています(笑)

建築家・広渡孝一郎・早苗さんのインタビュー

はじめにNさんとお話しして、どんなことをお感じになりましたか?

とても仲良く暮らされているご夫婦だと感じました。
穏やかな口調で話をされるので、言葉と同様に京都らしい落ち着きのある住宅になるのではないかと思いました。

具体的にはどのような形でご要望に応えていったのですか?

まず敷地を見せていただいたのですが、数年前に南側に5階建てマンションが建ち、窓を開けられないとのことでした。
そういった敷地のマイナス面をどう解消するかが課題だと感じました。

Nさんの家は路地風のプローチをくぐると、建物に囲われている中庭に出て、そこを中心に各部屋がスパイラル状に繋がっています。

「眺める部屋によって中庭の違った風景を楽しめる」という最初の案を気に入って頂けたようで、こちらの設計意図を早い段階で理解してくださいました。
その分、細部までじっくり打ち合わせができたと思っています。

Nさんとのお打ち合わせはいかがでしたか?

アイデアのキャッチボールをするかの如く、こちらの提案も楽しく受け止めてくださったり、時には私たちも思いつかないようなご要望を頂いたり、住宅をきちんとつくるために欠かすことのできない貴重な時間を、楽しく共有できたと思っています。

これから建築家と家を建てる方に一言

建築家の役割、工務店の役割、そして建築主の役割と、各々の違った役割が円滑にリンクしてこそ良い家が出来上がると思います。

そういう意味でも、今回とても誠実に建築主の役割を果たしてくださり、設計者も施工者も、いっそう気合の入った仕事ができたと感謝しております。

所在地:京都府京都市
設計:広渡建築設計事務所
施工会社:(株)三和工務店
竣工日:2004年4月
敷地面積:127.99平米(38.72坪)
延床面積:147平米(44.47坪)
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