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ザ・ハウスで建てた家
東京都N邸。
東京都N邸 設計監理:大野正博
ンション独特の風通しの悪さや結露に悩んでいたNさんは、せっかく暮らすなら住み心地の良い家をと考え、2002年7月にザ・ハウスに来店されました。
Nさんから大まかなイメージとライフスタイルを伝えられ、家づくりを託された建築家・大野正博さんは、通風などの環境面だけでなく、家族が一緒に充実した時間を過ごせるように、暮らしやすさにこだわり、生活シーンの細部までを考慮しながら住宅を設計していきました。

この住宅は2003年3月に完成。
普段の生活が大変しやすく、細かいディティールまでお任せして良かった、とおっしゃるNさんにお話を伺います。

家を建てようと思った経緯は?

もともと賃貸マンションに住んでいたのですが、高気密すぎるのか冬は結露、夏は空気のよどみに悩まされていました。
同じ生活をするなら気持ちよく暮らしたいと思い、新しい住まいについて考え始めました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

最初はマンションを見ていたのですが、収納スペースの少なさが気になり(本や服が多いので)、建て売りの戸建て物件を見始めました。

しかし、やはり自分達のライフスタイルや要望に満足いくものはなく、不動産屋さんからも「100%満足の家なんてない、7割満足なら買うものだ」と言われました。

納得できず、どうせお金をかけるなら自分達の思い通りの家を建てたいと思い、土地を探し始めました。条件付き土地の場合、結局は、ある程度建築業者のお仕着せの家にするしかありません。メーカーの住宅も自由設計といいながらも、フォーマットがあり、しかも、自分達の希望を入れるとどんどん値段が高くなります。

なかなか「これだ!」と思うものに出会えずにいた時に、何冊か買った住宅雑誌を読んでいると、いいな、と思う家が全て建築家の大野さん設計の家だったのです。
そこで、思い切ってご相談することにしました。

建築家・大野正博さんにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

細かいディテールを要望するのでなく、私達は大野さんの設計する家が気に入っているのだから、我々のライフスタイルと好きなテイストをお伝えして、あとはお任せしようと思いました。建築家の方はプロなのですから・・・。

「気持ちいい家に住みたい」「風が通る家」「柔らかい日射しが好き」といった住みたい家のイメージと、「共働き」「掃除が楽な家」「夜洗濯が出来るようにしたい」「本が多い」「ピアノが置きたい」「見せる収納より隠す収納が好き」「露天風呂が好き」といったライフスタイルに関する情報と要望をお伝えしました。

具体的に間取りなどをお伝えしなかった分、大野さんが私達にどんな家を設計してくださるのか、自分達のイメージ通りの家ではなく、イメージを大野さんがどう膨らませて下さるのかとても楽しみでした。

実際に生活していかがでしょうか?

住んでから、「よく考えてあるな」と感心することがいろいろあります。

建具やスイッチ類の位置、収納スペースのとってある場所、プライバシーを保ちながらも気配を感じられるようにしてある子ども部屋、納戸、くつろぎと収納スペースを持った書斎、庭の見えるお風呂……。

特に台所周り、玄関、納戸の収納スペースは、非常に工夫されており、自分達で具体的に細かい要望を出していたら、このように便利な使い勝手にはならなかっただろうと思っています。
時間・天気を気にせずに洗濯ができるのも、感動するぐらいに便利です。
経験を積んだプロならではのアイデアがディテールに生きています。
また「見えて美しくないものは隠す」ということが随所に考えられていて、とても楽に、そして気持ちよく生活しています。

引き渡しの後も、何かあれば相談に乗って下さり、ちょっとしたことでも、大野さんや現場監督さん、大工さんなどが来て下さるのはとても助かっています。
建築家と現場の方のチームワークの良さがとても大事なんだと改めて解りました。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

今まで縁もゆかりもなかった建築の世界。建築家の方は違う世界の存在で、とても敷居が高く感じられました。

大野さんの設計した住宅がとても好きだったので、大野さんについてネットで検索をしていた時に、ザ・ハウスの存在を知りました。勿論、大野さんが登録建築家と分かって伺ったのですが、いきなり建築家の方に連絡するのとは違い、気軽に伺うことが出来ました。
ザ・ハウスの基準をクリアしている建築家の方だという安心感がありますし、好みを聞いて頂いた後でそのテイストに合う建築家を何人かピックアップして下さり、その方々の仕事ぶりをファイルにあるたくさんの写真で見ることが出来ます。

建築家の方と面談する前に人となりを聞けることも、とても便利で安心です。
いろいろと相談にも乗ってもらったり、計画の進め方なども教えて頂けて安心でした。

私達はたまたま、第一印象が良かった大野さんにお会いして上手くいきましたが、もし会ってみて自分達に合わないとなった時にも、こういうシステムなら断りやすいですし、また、納得できるまで建築家を探せると思います。

これから建築家と家を建てる方に一言

家を買うにしろ、建てるにしろ、それなりの金額です。それなりの金額を使うのなら、満足できるものにお金を使いたい。そのためには、建築家にお願いするのが、家づくりにおいてはベストな選択だと思います。

建築家に「これだけの予算で」とお願いすると、その予算で考えて下さいます。
我が家はメーカーにも当たりましたが、結局メーカーの見積りの方が高くなりました。
しかも、その家は「我が家向け」ではなく、「不特定多数向け」と思われる設計でした。

建築家の性格にもよると思うのですが、住む人間の生活やこだわり・性格を理解してもらえば、あとは専門的なところはプロに任せるという思い切りが大事なのではないかと思います。

経験は明らかに専門家の方が多いのですから・・・。
必要なことだけ伝え、プロならどんな設計をしてくれるのか待つということがとても楽しかったです。

建築家・大野正博さんのインタビュー

はじめにNさんとお話しして、どんなことをお感じなりましたか?

初めてお会いした時にとても明快なご夫婦だという印象を受けました。
奥様は、家づくりに対してとても熱心で、ご自分達の好きなデザインの住宅をファイルにされていました。そのファイルを見せていただいたら、私が設計した住宅の切り抜きが多くあり、たいへん嬉しく感じたことを覚えています。

Nさんご夫婦とは、家づくりの考え方に対して、お互いに理解をし合いながら計画を進めていけそうだと思いました。

具体的にはどのような形でご要望に応えていったのですか?

Nさんは私を大変信頼して下さり、アイデアをなるべく自由に提案していけるように、「お任せします」とおっしゃって下さいました。最低限のご要望以外、具体的なご要望はほとんどありませんでした。

Nさんご夫婦は、お二人共に仕事でご多忙です。設計する上で最も気を配ったのは、少しでも家事の時間が短縮できるように、生活導線を明快に短くするようにする事でした。
周囲に対してはプライベートを保つ為に、建物で閉じていき、中庭を設けることで内に拡がりを持たせてあります。中庭では池をつくって、緑と一緒に水を楽しめるようにしました。
中庭はセキュリティーという機能もありますが、同時に、閉じた空間が別世界をつくり出す効果もあり、仕事の疲れをほぐして寛げる空間になりました。

Nさんとのお打合せはいかがでしたか?

とにかくご主人は見守ってくださるタイプでしたし、奥様は明快なタイプの方だったので、設計しやすかったですね。信頼して任せてもらえたので、きちんとした打合せをしたのは、1回位だったのではないでしょか。勿論、鍵の位置や風呂の大きさなどの、細かな打合せもありました。
Nさんは褒めるのが非常に上手く、私もついつい乗せられて創作意欲をかきたてられました。

これから建築家と家を建てる方に一言

建築家は、数々の家づくりから得た経験や知識を備えていることは確かです。でも、かと言って完璧なシミュレーションやイマジネーションが湧く「特別な人間」ではありません。
そんな人間が、理想の住宅に一歩でも近づこうと奮闘しているのが、本当の建築家の姿かもしれません。

所在地:東京都
設計:DON工房一級建築事務所
施工会社:本間建設(株)
竣工日:2003年3月
敷地面積:155.45平米(47.02坪)
延床面積:109.9平米(33.24坪)
写真撮影:垂見孔士
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