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ザ・ハウスで建てた家
自然素材の健康的な家。
神奈川県横浜市H・N邸 設計監理:長谷川順持
「住 む人が永く健康でいるためには、家も健康でなければいけない」という考えをお持ちでいらしたNさん。
家の健康とは、結露やカビ、ダニが発生しない家のこと。どうしたら永く健康に住み続けられるかをお考えになったNさんは、深い知識に基づく徹底した設計監理と施工が必要、との考えに至り、自分の考えにあう建築家を探していたところで2002年8月ザ・ハウスに来店されました。

建築家・長谷川さんは、ご自身で考え、開発した温熱環境システムを取り入れて、Nさんのこだわりに応えいきます。さらに光の取り込み、家族のコミュニケーションが自然と取れる間取り、バリアフリーといった、大きな意味での家の健やかさ、永く健康的に住み続けるための工夫を重ねていきました。

「ご自分と同じ考え方を持ち、プロとして深い知識を持つ建築家との出会いが、私は成功への大半を決めると思います。」とおっしゃるNさんにお話を伺います。

家を建てようと思った経緯は?

社宅住まいも10年となり、手狭になってきたことから転居を考えていました。そこに妻の両親の家が建築後40年以上を経て老朽化しており、建て替えを考えたいがついては二世帯住宅を建てて一緒に住まないか、という提案がありました。3人の子どもにとっても、良い環境で育てられると考え決心しました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

自分の家の基盤となるものを考え続けていたとき、住む人が永く健康でいるためには家も健康でなければいけない、ということを知りました。

現代住宅は温熱環境制御のために断熱施工が必須となっていますが、工事が中途半端だと結露、カビやダニの発生による所謂‘家の病気’が起こることから、深い知識に基づく徹底した設計と施工が必要との考えに至りました。

その後、色々な住宅展示場を回り、その中に私達の希望を本当にかなえられそうなメーカーを探しましたが、結局見つかりませんでした。

建築家・長谷川順持さんにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

徹底した結露対策による50年健康であり続ける住宅である上に、地震に強く、自然素材の良さをできるかぎり取り入れた住宅。私たちの土地の南側には小高い裏山があり、冬の日差しを遮っていました。長谷川さんの光環境シミュレーションにより、できうる限りその日差しを取り戻す設計にしてもらうことを、あわせてお願いしました。

さらに長男が中学生になることから、3人の子供達がそれぞれ一人になれる部屋が必要な一方、家族のコミュニケーションが自然と取れる間取り設計、などを希望しました。全てを考えながら設計していくのは随分大変だったと思います。

実際に生活していかがでしょうか?

友人たちにも自慢できる我が家です。住んでみて家はトータルシステムだと思いました。二世帯間、あるいはメンバー間の音の分離の考察を、もう少ししておけばよかったとは思いますが、本当に希望通りのものを作っていただけたと思っています。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

私達の希望を本当にかなえられそうな建築家を探していた時、ザ・ハウスのホームページを見て自由が丘店を訪ねました。

当時担当のマッチングコーディネーターは、ご自身がハウスメーカーに勤務されていた経験から、私達の悩みを正確に把握、何人かの有能建築家を推薦くださいました。その中から作風を見せていただいた上で、是非長谷川さんに会わせてほしい旨を伝えました。この時の的確なアドバイスが今回の全ての成功の礎だったと思い、本当に感謝しています。

これから建築家と家を建てる方に一言

建築家と家を建てると決められた方は、皆様ご自分の家の‘かたち’にこだわりを持っていると思います。その具現化のために粘り強く一歩一歩進まれることが大事だと思います。

何せ計画から施工までは長くても2,3年、住むのは30年以上にもなるのですから。ご自分と同じ考え方を持ち、プロとして深い知識を持つ建築家との出会いが、私は成功への大半を決めると思います。

建築家・長谷川順持さんのインタビュー

はじめにNさんとお話しして、どんなことをお感じになりましたか?

完全分離の二世帯同居を希望される御家族。「我が家の設計は大変だと思いますよ。皆それぞれ意見が違いますし、こだわっている次元もそれぞれ異なっています。長谷川さんが逃げ出さないか心配です。」と最初にズバリ言われたのが印象的です。

具体的にはどのようにご要望に応えていったのですか?

要望をお聞きする前に、南側に高く高く聳え立つ山の日影の影響を考慮すべく、冬至の山の影を分析。どこまで建物を下げればよいか、どこまで屋根を高くすれば光をとりこめるのかを入念に調査しました。

完全分離の二世帯住居と一口にいってもそれは、その家族それぞれに特徴がありますから、一般論では解けません。抽象的なお話よりも案をつくってみて、それをまな板の上に置いて、皆でつっつきあうといった流れでした。若夫婦からは賛同が得られても親御さんからは共感を得られない瞬間もあり、ある意味で、非常にスリリングな打合せだったかもしれません。(今となってはそのように言えるのですが。)

Nさんとのお打ち合わせはいかがでしたか?

若夫婦の御主人は温熱環境への興味や知識が深く、長谷川オフィスの「どまだんシステム」(編注:長谷川さんが考案、開発された温熱環境をつくり出すシステム)に大きく共感していただいていましたので、性能面に関しては、設計も現場も妥協せず前進しました。

例えば、「外張り断熱」という時流の断熱工法も、実は問題が非常に多いのですが、その問題点を互いに理解しあい、現場では断熱材をどうしても貫いてしまう釘の一本一本を、御主人も交えてチェックしました。その熱心さに正直私も、そしてスタッフも心を打たれました。

また、建築の仕上げはサンプルではイメージしにくいものです。仕上げの雰囲気に関しては奥様の集中力が発揮されました。

その他、親御さん夫妻のスペースはバリアフリー性を徹底させました。2面が開くトイレや縦横無尽に開閉する引戸、そしてどこにも温度差のない空間づくりです。

これから建築家と家を建てる方に一言

プロに任せるという部分は徹底的に信頼して任せ、一方任せきりにしないで自分達も考え行動するというというH・N邸におけるNさんの姿勢は、学ぶべきところがあるのではないでしょうか。

所在地:神奈川県横浜市
設計:長谷川建築デザインオフィス(株)
施工会社:(株)参創ハウテック
竣工日:2004年12月
敷地面積:565.81平米(171.16坪)
延床面積:192.13平米(58.12坪)
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