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ザ・ハウスで建てた家
大きなアトリエを持つ家。
東京都杉並区A邸 設計監理:八木敦司
づくりにこだわりがあり、漠然とながらもこんな家に住みたいというイメージを持っていらしたAさんは、2003年8月にザ・ハウスに来店されました。

そのこだわりやイメージを共有できると感じられた建築家・八木さんと、Aさんは数え切れない程の話し合いを重ねていきます。家についての話だけではなく、お互いの人生観や旅行の話、仕事について、子どもの頃の話など、たくさんの会話をしていきました。

そうした一見関係の無い雑談に見える会話も、実は八木さんがイメージを形にする上で大切な部分だったのです。話し合いながら徐々にお互いの感性を高めていき、心に思い描いていた風景が見事に空間として実現されました。

「建てる時だけではなくて、その後もずっと付き合っていくわけですから、人として合う人がいいと思います。」とおっしゃるAさんにお話を伺います。

家を建てようと思った経緯は?

以前より土地を購入する考えを持っていました。勤務地が変わった事をきっかけに通勤時間が長くなったため、勤務地の近くに土地を購入することにしました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

狭い土地の中で、妻の絵を描く為の創作活動に必要な広い作業スペースを確保し、家全体の住み心地の良さも得たいと思ったときに、それは工務店ではなかなか叶えられないだろうと思い、建築家にお願いする必要を感じていました。

また施工者との直接交渉では素人の我々では分からないことが多く、建築家にお願いすれば、我々側の立場で施工者と交渉していただけることも、建築家に依頼しようと考えた理由です。

建築家・八木敦司さんにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

土地が狭くても開放感のあるリビングと、できるだけ広い妻のアトリエを作って欲しいということをお願いしました。

その他にイメージ的なことをお伝えしましたが、断片的だったこともあり、実際には八木さんやアシスタントの方と数え切れない程の回数の話し合いを重ね、その中でイメージが形に成っていったように思っています。

実際に生活していかがでしょうか?

希望通りの開放感のあるリビングに満足しています。

前面に広い窓があること、そして壁や天井などにスリットが入っていることで時間帯によっては光がとても美しく感じられますし、収納庫に貼られたマット感のある鏡は広さと風情を感じさせてくれます。

ステップフロアによる縦方向に伸びた空間も、生活に開放感と動きを与えてくれます。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

たくさんの建築家がいる中で、「この人!」と思えるような方に出会うことは、結構な労力が必要です。

ザ・ハウスを利用することで、その労力をかなり軽減出来たと思っています。一人一人のプロフィールと作品が一覧出来るのはとても有り難いシステムだったと思います。

またスタッフの方もとても親切ですし、これから家を建てる予定だけれども、どの建築家にお願いすればいいか判らないという人がいたら是非お勧めしたいと思います。

これから建築家と家を建てる方に一言

話しやすい建築家を選んだ方がいいと思います。建てる時だけではなくて、その後もずっと付き合っていくわけですから、人として合う人がいいと思います。

また、漠然と思っているイメージ(私たちはこれを風景と言っています)を共有できる建築家を選ばれることをお勧めします。そのためには施主の方も出来るだけイメージを言葉で伝えられるような努力が必要だと思います。

予算について、我々も幾つかの工務店に見積もりをお願いしましたが、かなり差があるものです。交渉前の工務店から見積もりを提示された段階では、仮の予算をオーバーするものであると考えた方がいいでしょう。

我々の場合は、さらに詳細を詰めていくと欲しいものが追加され、コストアップする傾向がありました。

つまり建築家の方と設計段階で想定しているコストは、あくまで仮のコストでしかないことを念頭におきながら、余裕を考えて打ち合わせされることをお勧めします。

建築家・八木敦司さんのインタビュー

はじめにAさんとお話しして、どんなことをお感じになりましたか?

奥様が絵を描かれるということもあり、ご主人は、奥様の感性が生かされる家作りをしたい、とおっしゃっていました。

そして、お二人共に家づくりに対する大変な意気込みを感じました。

具体的にはどのような形でご要望に応えていったのですか?

奥様に「家作りにあたってのメモ」を頂きました。
様々なイメージがその中で語られるのですが、その中で『空に浮かぶ廃墟』、『内外の一体感』というフレーズが印象に残りました。

空や緑、空気と一体感をもった浮遊するような家。
そのイメージを持ちながら案をつくりお見せしました。

どうしてこの案に至ったかの考え方やコンセプトをプレゼンテーションし、実際に模型を提示して空間の雰囲気をお見せし、図面を使って動線など機能や温熱環境など性能のご説明をいたしました。

素材なども併せて話し合い、足りない部分、良い部分を確認し合い、次の案をまた練りました。
どういった可能性があるのかをひたすら探し求め、模型も沢山つくりました。

作った案には色々なものがありますが、その度に話し合い、何かを掴みながら、核心のようなものに近づいていったのだと思います。そうしていくうちに最終案が出来上がりました。

Aさんとのお打合せはいかがでしたか?

トーク、トーク、トークでしたね。(笑)こだわりをぶつけてこられるお二方と、私、そして担当者も含め、お互いの意見をとことん言い合いました。時にはぶつかる時もありました。

いつも始まるのは夜の8時頃で、終盤に差し掛かるとお酒好きなお二人とワインを飲みながらのトーク、トーク、トークでした。(笑)

でもそのトークは雑談も多く、家がきっかけの話題が、いつの間にかそれぞれの人生観や旅行の話、仕事の話、昔の話などに広がりました。これから建てる家についての話は勿論ですが、そういった一見関係ないと思える内容の積み重なりが家づくりに結びついていきました。

様々な案を肴にしながら語ったことで、お二人の感性と考え方がしっかり僕自身に染み込み、逆に僕自身の感性と考え方をお二人に伝えることが出来ました。

これから建築家と家を建てる方に一言

私は、ご夫妻に「家(もしくは、建築)は、生活のための下地、素地のようなものです。その素地を作りましょう。」と言ったことがあります。

思いをすべて新築の時点で実現しなくても良いのです。そこから新しい生活が始まり、その土地や家に馴染んでいきます。

年を重ねていくうちに価値観も変化していきます。その中で、内装に手を入れたり家具を足していったりして行けば良いと思うからです。
とかく新築ということになりますと力が入りがちですが、少しリラックスしながら楽しむこともいいですね。

そして、「その素地が、お二人にとって、かけがえのない風景になるようにしましょう。」と言いました。下地や素地だからと云ってただの箱のような物でなく、土地やそこに住む方によって、馴染む「かたち」というものが在るのだ、と思っています。
その「かたち」を話し合いながら、発見していければ良いですね。

所在地:東京都杉並区
設計:八木敦司建築設計事務所
施工会社:渡邊技建(株)
竣工日:2005年3月
敷地面積:66.11平米(20.00坪)
延床面積:121.81平米(36.85坪)
撮影:鳥村鋼一(ナカサアンドパートナーズ)
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