お気軽にお問合せください
ザ・ハウスで建てた家
「真心いっぱい」の家。
神奈川県川崎市S邸 設計監理:長谷川順持
さんは、ようやく見つかった土地に少し不安を感じる点があったため実際の購入前に相談をしたいと考え、2003年9月ザ・ハウスに来店されました。

「この敷地の難点も建築家なら活かしてくれる」という期待に対し、建築家・長谷川順持さんは、まずは時間をかけてじっくりとこの土地を読み込む処からスタートします。土地の特性にSさんの要望を重ね合わせ、さらに細部にまで配慮を行き届かせたその住まいは、2005年3月完成。

あまりの快適さから出不精になってしまう日本一の住まいです、とおっしゃるSさんにお話を伺いました。

家を建てようと思った経緯は?

以前は2LDKの賃貸マンションに暮らしていましたが、子供が二人になり手狭になってきた頃に、賃貸マンションの暮らしでは、将来資産として何も残らないことに不安を感じ始めていました。

子供が伸び伸びと過ごせる一軒家を近隣に建てたいと考え始め、不動産屋をまわり始めたのですが、なかなか物件が出てこないということで、家を建てる話は一向に進まずにいました。

ところが忘れた頃に希望に見合う物件が出たと連絡が入り、重い腰をあげたのがきっかけです。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

見付かった土地は、駅に近く、なかなか良い土地と思いつつも少々狭く感じてもいたので、満足のいく家が建つのか不安を抱えていました。

家づくりについて本を読んだ際に、建築家との家づくりに興味を持ち、まず売りに出された土地を買ってよいものなのか、地域の建築家に相談することから始めました。

その時お世話になった方には設計をお願いするに至りませんでしたが、独創的な提案が生まれることに胸がときめき、庶民の我々には縁遠さを感じていた建築家が、この時から身近に感じられるようになりました。

その後に廻ったハウスメーカーでの家づくりが、一番身近な選択肢でしたが、それらの「既製品」の家に魅力を感じなかったことと、土地の特性を活かすことを考えると、建築家ではないかという結論に達しました。

建築家・長谷川順持さんにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

土地は北向きでも光がふんだんに差し込む、風通しの良い明るい暮らしがしたい。自然素材を使用し、心身に健康的で心地の良い生活がしたいこと、エアコンなどの暖房器具の使用は最小限にしたいなど具体的に細かいことを当初からお願いしました。

そして、家事動線が機能的である設計や、家にいながらにしてオープンテラスのカフェでお茶を楽しむような空間が欲しい…、など予算を度外視し、夢物語のような希望を全てお話した記憶があります。

実際に生活していかがでしょうか?

「どまだんシステム」を用いた我が家は、この冬、春の陽気のような自然な暖かさを感じながら過ごすことができました。

北向きの家ながら、南側の吹き抜け部分からの光をふんだんに受けて、とても心地よい毎日です。そして、リゾート気分を味わうことができる家で、あまりの快適さから出不精になりました(笑)。

また、3階建てでありながら声が上下階に届き、お互いの気配も伝わり、うまくコミュニケーションが取れています。

要望として出したこと以外にも細やかに配慮が行き届いた設計で、大変暮らしやすいです。
我々には日本一いい家だと思っています。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

訪れる前は、特別にお願いしたい建築家の候補がなかったため、相当迷うのではないかと思いましたが、親身に様々なアドバイスをいただき、スムーズに面談まで運びました。

ファイルに載せられている建築家のプロフィールや写真だけでは決め手にはならず、面談でじっくりお話できたことは大変意義がありました。

これから建築家と家を建てる方に一言

既成の家を「買う」のとは異なり、建築家、スタッフの方々、そして大工さんや職人の方々との共同作業で「造った」、真心いっぱいの家に住めるのはとても幸せです。

完成というゴールに辿り着くまでの時間にゆとりをもって、納得の行く家づくりを楽しんでください。

建築家・長谷川順持さんのインタビュー

はじめにSさんとお話しして、どんなことをお感じになりましたか?

ちょうど土地を購入するかどうかの瀬戸際であったと記憶しますが、土地の規模、周辺環境の問題も含めて、敷地に対する不安感を感じておられ、その分「建築家」とつくるということに大きな期待を抱いていらっしゃるな、と感じました。

具体的にはどのようにご要望に応えていったのですか?

土地を拝見するに、確かにプライバシーをキープするのが困難な敷地。周囲に集合住宅が二面から建て込んでいます。なお、3層でつくらねば生活空間の確保が難しい。

まず、私の常套手段ですが周囲の建物の日影を徹底的に調査し、敷地のどこに空地をつくるか、建築のどこに吹抜けをこしらえれば内部を明るく照らし出せるか、スペースそれぞれの要望を聞き取る前にこのあたりをじっくりお伝えしました。

住宅とは確かに部屋名ごとに機能がありますが、南の光の当るこの辺りで寛ごうとか、午後の光が差すこのあたりで食事をしよう、あるいは玄関から続く土間で遊ぼう…、といったルーズな場所の重なり合いから成り立っています。 固定的なのは水廻りくらいと言っても過言ではありません。

気持ちよく太陽の光が差し、風が抜ける場所に、住む方の生活を緩やかに容れて差し上げました。

Sさんとのお打ち合わせはいかがでしたか?

細かな要望のやりとりはメールのやりとりも含め小さなブックができるくらいの打合せを繰返したのではないでしょうか。
大きなイメージは揺るぎません。輪郭線を下書きに共に彩色して絵を完成させていった家づくりのイメージです。

これから建築家と家を建てる方に一言

この住居のように北側道路、主要採光面には高い建物が迫る、という敷地だからこそ思いきった計画ができました。
建築主はむしろこうした特殊条件の敷地を選んで良かったと完成後語ってくれました。

変型、狭小、騒音、日影…、都市においても郊外においても敷地条件の変則的な場所は多いものです。
しかし、問題解決は必ずありますし、そういう場所ならではの住まいに到達できることが事実です。

所在地:神奈川県川崎市
設計:長谷川建築デザインオフィス(株)
施工会社: (株)円建設、インタラクティブコンセプトINC.
竣工日:2005年3月
敷地面積:100.04平米(30.26坪)
延床面積:140.28平米(42.43坪)
サービス内容
ザ・ハウスで建てた家
ユーザーレビュー
若手建築家オーディション
スタッフ紹介
ザ・ハウス公式フェイスブックに移動します ザ・ハウス公式インスタグラムに移動します