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ザ・ハウスで建てた家
公園に面するテラスの家。
東京都板橋区A邸 設計監理:ステューディオ2アーキテクツ
京してからずっと賃貸マンション生活だったAさんは、自分だったらもっとこういう間取りにするのに・・・と常に夢を膨らませながら10年間土地を探し続けられました。そうした想いが臨界点に達した時、運命の土地が見つかり2004年12月にザ・ハウスに来店されました。

建築家・ステューディオ2アーキテクツさんは、たくさん要望がある中で、最も大事な要望を3つだけに絞り込んで考えることを提案。打合せの大半は遅くまでお酒を呑みながら、そしてその打合せを重ねるごとにシンプルな建物になっていったというAさんのお宅は、2006年4月に完成しました。

「家は3回建てて・・・と言いますが、この1回で相当満足しています」、とおっしゃるAさんにお話しを伺いました。

家を建てようと思った経緯は?

単刀直入に言えば、土地が見つかったからという事でしょうか・・・(笑)

上京してから家を建てるまで賃貸マンション暮らしでした。どのマンションも気に入っていたのですが、自分だったらこういった間取りにするのに・・・とは常に思っていました。

そうした思いが臨界点に達した時、土地が見つかったというのが正直なところで運命的なものを感じます。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

元々建築家に興味があり、郷土が生んだ偉大な建築家・磯崎新氏や丹下健三氏、安藤忠雄氏などがずーっと気にはなっていました。(偶然にも建築家の方は磯崎新氏のお弟子さんでした)

とは言っても、最初はお決まりのハウスメーカーのモデルハウス巡りをしていましたが。

特にMホームは大のお気に入りでした。土地の手当てもないので鼻から相手にされませんでしたし、金額的にも無理でしたが・・・(笑)

土地が見つかるまで10年かかりましたが、土地探しを始めてからはずっと建築家に依頼する気持ちでいました。ただ、土地がみつからないと具体的には動けませんでしたので、まずは土地ありきでしたね。

建築家・ステューディオ2アーキテクツにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

他の方はどうか分からないのですが、自分なりに要望をリストにして出しました。

それが細かすぎるのか、ごく普通なのかはわかりません。
隣の家が意匠の変わった家だったので、それに負けないように・・・という事と「変な家に」とはお願いしました(笑)。

金銭的な制約があったので、かなり無理なお願いになったのではないかと恐縮しています。

当初、風呂には大谷石をとか、ワインセラー、薪ストーブをつけてくれなど、かなり失笑を買ったのは間違いないと思います(笑)。

実際に生活していかがでしょうか?

いろんな発見がありますね。家は3回建てて・・・とよく言われますが、この1回で相当満足しています。

家の前の公園の緑が眩しく、その借景を最大限り取り入れていただいたのと、その緑を楽しめるリビングからつながったテラスもベストですね。

兎に角楽しいです。意匠と構造の関係がわかり感心します。
意匠に懲りすぎると直ぐに飽きがくるものですし、あまり淡白でもつまりませんし、微妙な意匠が上手く融合した家になったと感銘しています。

満足していない点は、予算の都合で登るだけになった屋上位なものです(笑)。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

ザ・ハウスさんには土地探しからお世話になりましたが、10年目にして土地が見つかったのは、ザ・ハウスさんのおかげと感謝しております。

10年間、近所の不動産会社や他のハウスコーディネート会社など相当回りましたが、満足できる土地は皆無でした。土地は選好みしなければ都内でも手ごろな値段でかなりありましたが・・・

時代も良かったのでしょう。土地が見つかってからは、銀行の手配から面倒な手続きなど、担当の方に多方面にわたってお世話になり、本当に有難く思っております。

私でも建築家の方と家を建てる事ができましたが、ザ・ハウスさんの存在がなかったら相当大変だったのでは・・・と思える今日この頃です。

また建築家の方を選定する点でも非常に優れたシステムではないかと思っております。全てにブレない方針が貫かれていますし、その点がザ・ハウスさんの優れたところではないでしょうか。

これから建築家と家を建てる方に一言

考えにブレの無い建築家の方が良いと思います。施主の意向を汲みすぎるとつまらない家が建ってしまいますし。まあ、それは出来上がらないとわからない事ですが・・・

例えば、リビングは広く南向きでと思っていても建築家がそれに対して、どういう提案をしてくるか。

逆の提案をしてきて自分が納得できれば、それに従う・・・
そうすると思ってもみない意匠の家が出来あがる・・・・といった具合に。

これは余談ですが、打ち合わせ時は本当に楽しかったですね。古今東西の建築家や建築に関する話が楽しみで打ち合わせをしていたようなものです。

そうした話ができるのも、建築家と家を建てる醍醐味ではないでしょうか。

建築家・ステューディオ2アーキテクツさんのインタビュー

はじめにAさんとお話しして、どんなことをお感じになりましたか?

ご主人はクラシックからロックまで幅広く音楽関係の仕事をされていることもあって、とても話題が豊富な方だと思いました。

ご夫婦共に、スタイリッシュな格好やしつらえよりも、住んでいくなかで自分たちの色に染めていけるような、おおらかな器を望んでおられるところに共感しました。

私たちもモノをつくりこむというより、コトを生み出す骨太な骨格をつくりたいと思うからです。

具体的にはどのような形でご要望に応えていったのですか?

はじめに、10年かけてようやく見つけた公園に面した土地をみせていただき、家づくりで考えていることを詳細なリストでいただきました。

敷地に対するアイデアから、細かな部品の好みまで、意外とたくさん(笑)。そこで、いろいろお話していくなかで、まず最も大事な要望を3つだけに絞り込んで考えてみることにしました。

1)公園に面する大きなテラス/北側は家が無くて公園の広がりがあることが敷地の最大の利点。内部が小さくなったとしてもそれを生かす外部テラスをつくりたい。

2)最大限の収納/仕事柄音楽や映像のソフトが多く、日曜大工の趣味もあってできるだけ大きな収納がほしい。

3)ローコストであること/高価なしつらえはいらないから、予算上可能な最大ボリュームを確保すること。ローコストを目指すということは、少しずつ生活の必要に応じてアレンジしていける単純さが大事だということ。

簡単に割り切るということではなく、絶対に変えたくない要望を一旦絞り込んでみると、確かな方向性を確認できます。

これ以外の要望やアイデアは、3つの大きな柱を崩さないで実現できるか、あるいは逆にそれらを生かしてくれるのか、という視点から取捨選択していくことにしました。

Aさんとのお打合せはいかがでしたか?

打合せの半分は遅くまでお酒もごちそうになりながら、仕事の音楽から趣味のスポーツまで話題の尽きないものとなりました。一見計画とは関係がないように見えても、時間をかけていろいろなお話をさせていただいた結果、住み手にとって必要なコトだけしかないシンプルな建物になっていったような気がします。

コストを抑えるために仕上げ材を貼らなかった構造用合板には節目がありますが、先日お邪魔した時に海外出張で余ったコインが嵌められていて、楽しい気分になりました。

これから建築家と家を建てる方に一言

建築のデザインに求められる一番大切なことは、かっこよい見かけをつくることよりも、いろいろな思いを上手く整理して、単純化していくことだと思います。

そうしたプロセスを共有して、はじめて住まい手にとって本当に欲しかった大切なものが見えてくるのではないかと思います。

所在地:東京都板橋区
設計:二宮 博+菱谷和子/ステューディオ2アーキテクツ
施工会社:前川建設
竣工日:2006年4月
敷地面積:65.34平米(19.76坪)
延床面積:110.76平米(33.50坪)
撮影:Nobuaki Nakagawa
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