建築家と家を建てるとは
建築家住宅の価格
価格に明確な基準のない建築家住宅
建築家住宅の価格の高低をお話することは難しいことです。
建築家はひとつひとつの住宅を建て主の価値観に合わせて設計するため、お金のかけどころが建て主によって大きく異なります。
そのため、一般的に「あの程度の住宅ならこの位の値段」ということが言えません。
しかし、そうは言っても目安がないと話が前に進みませんので、ひとつのモデルとして、床面積30坪ほどの木造在来住宅を東京23区で建てる場合を考えてみます。
床面積30坪ほどの住宅を東京23区で建てる場合
基本性能の費用
基礎・構造・断熱等、住宅の最も基本的な性能にかかわる費用となり、最低限の箱が完成します。
木造
1坪当たり 120万円前後
鉄骨造
1坪当たり 140万円前後
鉄筋コンクリート造
1坪当たり 150万円前後
建主の要望を基にした
造作や設備などの費用
特殊なご要望を除き
1坪当たり 10万円~50万円
建て主の要望を基にした造作や設備などの費用が上乗せされます。
エレベーターやプール、防音室などの設備や、総大理石の浴槽やシャンデリアなどの高級品が加われば、上限なく価格は上昇します。
建築家で建てる場合の
工事費概算
木造
坪単価:130万円~170万円
30坪の床面積:3900万円~5100万円
鉄骨造
坪単価:150万円~190万円
30坪の床面積:4500万円~5700万円
鉄筋コンクリート造
坪単価:160万円~200万円
30坪の床面積:4800万円~6000万円
※床面積で坪単価は大きく変わります
住宅の価格に最も影響を与える要素は床面積ですので、当然床面積の大小によって価格は変わりますが、 どんなに小さな床面積でも一定の金額がかかる費用項目がありますので、床面積が小さくなればなるほど1坪当たりは割高になり、大きくなればなるほど割安になります。