萱沼宏記

萱沼宏記

Kayanuma Hiroki

建築の考え方

“住宅を心が落ち着く場所にしたい。”
とてもシンプルな目標を掲げて設計しています。
窓から見える景色、陽の光、風の流れ、この場所での日々の生活をイメージしながら空間を作って行きます。
そして建物の中と外の関係、部分と全体性を丁寧に確認しながら一軒の住宅をデザインしていきます。

萱沼宏記Kayanuma Hiroki
一級建築士(No.第332255号)

1975年 山梨県生まれ。
2000年工学院大学 大学院工学研究科修了。
尾関建築設計事務所を経て、2008年プラスデザイン1級建築士事務所設立。
工学院大学 建築学科 非常勤講師 着任(建築プロセス論)。
趣味は料理・キャンプ・釣り。

メッセージ

美しいデザイン、暮らしやすい間取りの前に「どんな家づくりを目指すのか」
良い家づくりのためには建て主と設計者が同じ目標に向かっている事がとても大切だと考えています。

「自然を感じられる空間」

日々の暮らしをほんの少し豊かにしてくれるのは、自然の変化が感じられる空間ではないでしょうか。室内をインテリアとしてデザインせず、「風景をインテリア」としたこの場所は、春には新緑の緑に包まれ、夏には広い空と雲を眺め、秋には紅葉したモミジによって真っ赤に染、冬になると葉が落ち、山中湖までの視界が広がり、冠雪し美しい富士を眺める喜びがこの場所にはあります。刻々と変化する陽の光、風や雲の動き、天気、季節感はこの場所の最大の魅力です。

「窓の外にも居場所をつくる。」

外と中の関係は最も注意深くデザインします。限られた室内空間も外部に対して開くと広がりが感じられます。そしてその広がりが視覚的な連続という事に留まらず、生活の一部になるように内部と外部の間に中間領域(気軽に出られる半屋外空間)を設けると自然が身近になって来ます。 
室内からフラットにつながり、雨の日でも気軽に出られるテラスでは、食事やお茶を楽しんだり、子供が近所の子と一緒に遊んでいたり。
縁側に見られた日本住宅の原風景がここにはあります。

「一日のはじまりとおわり」

寝室は一日のおわりを過ごす場所、安心して就寝できる落ち着きのあるデザイン。
天井高さや、素材、照明計画も重要なポイントになります。
寝室は朝起きて一日が始まる場所、窓は室内に爽やかな朝の光を導いてくれます。
寝室の窓の方位や外を眺めた時にどんな景色が迎えてくれるのか
住宅の中で最もプライベートな空間ですが外部との関係は大切です。

空に繋がる

都市部で限られた敷地において家族で楽しむ庭が欲しい建て主の要望がありました。
すぐ思いつくのは屋上ですが、日常的に使われず忘れ去られてしまい折角作っても使われていない屋上をよく目にします。そこで視覚的に日常過ごすリビングとの繋がりのある屋上を提案しました。屋上に繋がる階段もリビングに面してつくり視覚的にも動線的にもつながりを作っています。
リビングから見上げると空が広がりプライバシーを保ちながら開放感あるリビングになりました。

自然と一体になる

一日の疲れを癒やしてくれる入浴の時間を大切に考えている方は多くいます。その中で露天風呂への憧れはありますが、屋外なので汚れやすく掃除してからお湯を貯める必要があり、「維持管理の手間」の課題が現実にはあります。
この浴室は室内ですが、建具が壁の中に引き込めるので風を感じながら入浴できる「露天風呂」の雰囲気を味わう事が出来ます。
大自然と一体になった開放感と景色を楽しみながらゆったりと過ごす事が出来るやすらぎの場所になりました。

家族が集まる

家族の集まるリビングにしたい。
この建物の設計は、まずこの土地で最も気持ちの良い明るく風通しの良い場所を見つけ、その場所をリビングにする事から始めました。
他の部屋はリビングとの関係で決めて行くデザインプロセスです。
子供室はリビングの吹抜けに面して配置。個室にいてもなんとなくリビングとの一体感が感じられます。子供室の面積は少し抑えていることもあり、子供達は寝る時以外はリビングにいます。「ただいま」「おかえり」ごく自然な会話が生まれる様にリビングを中心とした動線計画もあって明確な家の中心として家族の集まるリビングが生まれました。

萱沼宏記さんの魅力

奇をてらう建築ではなく、暮らしの中で味わうことのできる上質でおちついた空間を提案されています。お客様のご要望に真摯に耳を傾け1棟ずつ丁寧に作られます。

得意分野

非日常のラグジュアリーなセカンドハウスから、奇をてらわない落ち着いたディテールの美しい住宅を得意とされています。ご要望をただ盛り込むのではなく、上質な空間へとまとめる力をお持ちです。

設計の進め方

ご希望があれば契約の前に図面、模型、3Dでのプレゼンテーション(15万円)を行い、良ければ契約となり提案料は充当されます。

平均スケジュールは1年3カ月程が目安です。

設計コスト

木造の場合、130万円〜が目安です。

受賞歴

  • 2017年 グッドデザイン賞
  • 2017年 DFA Design for Asia Awards
  • 2016年 中部建築賞
  • 2012年 LIXILメンバーズコンテスト2012 地域最優秀賞
  • 2012年 ぐんまの家コンクール 住宅金融支援機構北関東支店長賞
こちらは面談時にご紹介させていただくページとなります。
ご希望の方は、ザ・ハウスへのご相談予約(無料)をお申し込みください。

<ご案内できること(一例)>

◯◯さんの魅力 どのような魅力のある建築家であるか

設計の進め方 建築アイデアの生み出し方・説明の仕方(論理的・感覚的)等

建築コスト 平均的な坪単価・設計料等

〇〇さんに依頼したお客様の声 過去のマッチング事例からご紹介

今までの建築実績からわかる得意分野 崖地・狭小地・路地状等、特徴的な土地の事例や、リノベーション・二世帯住宅・商業施設等種類ごとの事例まで建築家の特性を網羅

その他ご面談の中では、建築家との強い信頼関係と過去のマッチング実績に基づき理想の建物を建てるために必要な情報全てをご案内しております。

すでに気になっている建築家がおられる方から、ハウスメーカー・工務店とまだ迷っておられる方まで、どのようなお悩みでもご相談承ります。
お気軽にご相談ください。