中川エリカ

中川エリカ

Nakagawa Erika

建築の考え方

「家づくり」の時間はとても幸せなものです。
同時に、自分自身の価値観を見直したり、家族の知らなかったこだわりや考え方を知る機会でもあります。
家とは、その人らしい生き方・こう生きたいという考えが投影されるので、お施主様・敷地が違えば、家が違うのは当たり前のことです。「唯一無二の合理性」を探究することが、私にとって、最もやりがいを感じる設計です。

中川エリカNakagawa Erika
一級建築士(No.362491)

1983年 東京都生まれ。
2005年横浜国立大学工学部建築学科卒業、2007年東京藝術大学大学院修了。オンデザインパートナーズを経て、2014年中川エリカ建築設計事務所を設立。横浜国立大学大学院(Y-GSA)設計助手、東京芸術大学、横浜国立大学などで非常勤講師を歴任。
趣味は旅行、植物を育てること。

メッセージ

私たちは、家に住むと同時に、街にも住んでいます。だから、「家がその街にあっているか」ということをとても大事にしたいと考えています。
設計の際は家単体はもちろんのこと、街も含めた大きな模型をつくって検討を重ねます。
大きな模型を囲んでの議論は、わかりやすく、お施主さんから思いもよらなかった発見を引き出すこともあります。竣工後の住み方のイメージトレーニングにも役立つようです。

街も含めて模型にする

どんな家に住みたいか、ということはもちろんのこと、
どんな街に住みたいか、という選択や判断も、家と同じくらい、お施主さんの価値観を反映しているように思います。

「この街に住みたい!」という思う理由は様々で、なかなか言葉にしにくいものですが、
その街の持つ雰囲気も含めて模型にし、街にあった家をカタチにすることで、お施主さんそれぞれの思い描く理想の暮らしやライフスタイルに寄り添います。

模型と実物をより連続させる設計手法

毎回、大きな模型を囲んで、打ち合わせをおこなうことで、図面だけではわかりにくい部分も、直感的にわかりやすくします。

お持ちになる予定の家具や、新しく購入する憧れの家具を模型にするのはもちろんのこと、家を仕上げる材料となる壁や床の現物サンプルを模型と並べてご覧いただくことで、実際の仕上がりや雰囲気を、できる前から少しでもイメージしやすくなるよう、工夫しています。

家具のように家も寸法をオーダーする

例えばキッチンひとつをとっても、キッチンの幅や奥行きは家の中でどれくらいがちょうど良いのか、キッチンの背面にどれくらいのスペースがあると気持ちよく料理ができるのか、という寸法の感覚はひとりずつ異なります。

そんな時、模型は立体的な図面のように活用することができます。時に模型に寸法を書き込みながら、数字と感覚の両面から把握することで、キッチン単体での快適性を、家全体から見ても心地よく、バランスの良いものとして、実感を持ちながら調整していきます。

既存環境の魅力に新しい価値を重ねる暮らし

山を切り崩した古い造成地で、今新しくつくろうと思ってもつくれない時間の積み重なりの魅力を持った土地。

私たちは、山の風景を生み出す既存の材料を巻き込みながら、敷地全体をリノベーションするように、新しい価値を継ぎ足して家を考えました。

家の中にいながら、山の中で暮らしている感覚を味わうことができます。

寒冷地らしい平屋のつくり方

寒冷地では、基礎を地中深くまでつくらなければいけないというルールがあり、その分コストがかかってしまいます。

私たちは、基礎の作り方に工夫を凝らすことで、コストをコントロールすることはもちろん、基礎が生活の領域を作ったり、場を繋いだりする家を考えました。

ワンルームでありながら、家族それぞれが気配を感じながら様々な過ごし方ができる、という楽しさを生み出しています。

高低差のある狭小地で外部空間を取り込む

狭小地では、内部空間をつくるのに精一杯になってしまい、庭の豊かさを諦めてしまうことが少なくありません。
高低差のある崖のような場所では、なおさらです。
でも、大きな犬を飼っていて庭も捨てがたい場合、どうすれば良いのか?

私たちは、建築の外壁を土を留める壁としても活用することで、たっぷりとした気積を確保し、スキップフロアのように立体的に床を配置することで、様々な高さにテラスを設けました。
大きな犬は、内も外も、家の中を立体的に移動しながら、ゆったりと暮らしています。

中川エリカさんの魅力

物腰の柔らかなお話しやすい方です。
設計を進める時には家単体を考えるのではなく、周辺の状況も一緒に大きな模型をベースに打合せを重ねます。施主が持っている家具などを模型に取り入れるので、生活のイメージがつかみやすく、また思いもよらない気づきを引き出してくれます。

得意分野

ダイナミックな作風は、その土地ならではの人がコントロールできない自然の美しさ、光、風などのうつろいを大切しながら内と外とをつなげる設計を探求した結果ですので、満足度の高い家づくりが実現できます。

設計の進め方

依頼の発注を受けた時に契約を行います。スケジュールは1年6~8カ月が目安です。

設計コスト

木造住宅の場合、坪単価120万円~が目安です。

受賞歴

  • 2021年 JIA新人賞
  • 2016年 第15回ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展 国別部門特別表彰
  • 2017年 住宅建築賞金賞
  • 2018年 第34回吉岡賞
  • 2018年 U-35 ゴールドメダル
  • 2018年 U-35 Toyo Ito prize
こちらは面談時にご紹介させていただくページとなります。
ご希望の方は、ザ・ハウスへのご相談予約(無料)をお申し込みください。

<ご案内できること(一例)>

◯◯さんの魅力 どのような魅力のある建築家であるか

設計の進め方 建築アイデアの生み出し方・説明の仕方(論理的・感覚的)等

建築コスト 平均的な坪単価・設計料等

〇〇さんに依頼したお客様の声 過去のマッチング事例からご紹介

今までの建築実績からわかる得意分野 崖地・狭小地・路地状等、特徴的な土地の事例や、リノベーション・二世帯住宅・商業施設等種類ごとの事例まで建築家の特性を網羅

その他ご面談の中では、建築家との強い信頼関係と過去のマッチング実績に基づき理想の建物を建てるために必要な情報全てをご案内しております。

すでに気になっている建築家がおられる方から、ハウスメーカー・工務店とまだ迷っておられる方まで、どのようなお悩みでもご相談承ります。
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