
小谷 研一
Kenichi Otani
建築の考え方
住宅では、住み手が長い時間を過ごし、その生活は唯一無二です。そのため、家づくりでは許される限り時間をかけた対話と検証の積み上げが必要です。
家づくりで大切にしている事が3つあります。
1つ目は要望のキャッチボール。本当にそれで良いのか等、潜在的な要望の発掘。
2つ目は要望・条件に対し、あらゆる可能性を形にする。形にすることで互いに確認し、可能性を探求。
3つ目は大きな模型でリアルな検証による、イメージの共有です。

小谷研一Kenichi Otani
一級建築士(No.294770)
1975年 アメリカ合衆国イリノイ州生まれ。
東京理科大学大学理工学研究科建築学専攻修士課程修了。
乾久美子建築設計事務所を経て、2003年小谷研一建築設計事務所設立。
東洋大学非常勤講師。
趣味はサーフィン、テニス、旅行、料理、読書。
住宅を考えること、つくることはとてもエネルギーを必要とする作業ですが、それ以上に楽しい作業です。その楽しみを建築家だけのものとせず、自分たちが住む家であれば、ともに楽しむことをお勧めします。
様々なことに想いを巡らせ、考え抜き、議論を重ねることで、「本質的な要望」を見つけ出し、一丸となって住宅を建てることを楽しみましょう。
良い家をつくる秘訣は、「建築家と一緒に楽しく協働すること。」です。
背景として消えるような空間
極力建築が主張しないような空間を心がけています。
それは住み手が自分の好きなものを好きなところに配置し、生活を楽しむ時に、建築は背景として徹するべきと考えているからです。
家具が入る前は無機質で「一体どうやって住むのだろう?」という印象を与えるような空間も、実は住みての色に染まるのを待っている状態なのです。


空間の奥行きを生み出す
見えている空間の広さは、人間の目で測ることが出来ます。
全貌が見えているものは、それ以上の広さを感じることはありません。
同じ面積でも、「光の入れかた」、「奥が見えない空間」等、「奥行き」を与えることによって、広さを感じるような空間をつくり出せたらと考えています。


生活や環境が映える空間
住み手の生活や好み、そして周辺環境が映えるような空間を目指しています。
そのような場を実現させるために、建築は「縁の下の力持ち」のような、目立たないけれどもその場を支えるような存在であることが大切なのではないでしょうか。
そして、それは時代を超えて愛されるような普遍性が備わっている必要があると考えます。


「都市の喧騒を脱ぎ捨てられるような場所」_松原の住宅
お施主様から、こんな話が出てきました。
「日々仕事や用事のためにどこかへ出掛け、都会の慌ただしい空気に晒され、疲れを感じることが多いです。そんな中、出来れば家に入る前に「都会の喧騒を脱ぎ捨てられるような場所」が欲しい。」
そこで、玄関を道路より少し奥まった場所に置き、玄関に隣接して「5m吹き抜け」の場所を作りました。
そこは外部だけれども、3方向を囲まれた内部のような落ち着いた場所になりました。好きな観葉植物を置いたり、椅子を置いたり。


「その時の気分で自分の居場所を選べる。」_浜田山の住宅
いまではLDKが一つの空間にあるのは当たり前になり、住宅の中心的な場所になってきています。
そんな中、家族の場所である食卓とお客様もくるリビングが繋がっているのだけど、「なんとなく」分かれているようなものに出来ないだろうか、という希望が出されました。
みんなの居場所がLDKの1ヶ所だけになっているのではなく、その時の気分で自分の居場所を選べるようなLDKになればと折れ曲がった見通しの効かない場所を提案しました。


「既存庭の緑が映えるような窓」_東松原の住宅
自然が大好きなお施主様から、庭の緑が楽しめる大きな窓が欲しいという要望がありました。
大きな窓は、庭の緑は楽しめる一方で、住宅地では隣家も見えてしまいます。開放感とプライバシー、相反するものを実現するために、幅5m超、高さ1.1m、ワイドスクリーンのような窓を提案しました。
窓高を1.1mと抑えることによって、高さ方向への視線を制御し、庭の緑を楽しみつつ、プライバシーを守る窓が実現されました。


小谷 研一さんの魅力
お人柄の良い方で、説明もわかりやすく丁寧です。
多趣味な方で週4日の早朝テニス、サーフィン、年に1~2回の海外建築旅行をしている建築家には珍しいアウトドア派。
幅広い年齢層の方とフラットにコミュニケーションされる方です。


得意分野
ミニマルな空間づくりを得意とされています。
潜在的な要望を見つけてイメージ共有しながら丁寧に進めるので安心感があります。
設計の進め方
プレゼン時に2,3案出して施主の方向性を確認なさいます。(有料:10万円 契約すれば充当)
スケジュールは1年半が目安です。


設計コスト
木造住宅の場合、坪単価110~130万円が目安です。
受賞歴
- 2010年 日本建築学会作品選集 関東支部推薦候補「松原の住宅」
- 2010年 TDYリモデルスマイルコンテスト 最優秀賞「東松原の住宅(改装)」
- 2011年 住宅セレクションvol.3「更新する家」東京建築士会 入賞「東松原の住宅(改装)」
- 2012年 第28回住まいのリフォームコンクール 優秀賞「東松原の住宅(改装)」
- 2019年 JERCOリフォームコンテスト2018 入賞「虎ノ門の住宅(改装)」
ご希望の方は、ザ・ハウスへのご相談予約(無料)をお申し込みください。
<ご案内できること(一例)>
◯◯さんの魅力 どのような魅力のある建築家であるか
設計の進め方 建築アイデアの生み出し方・説明の仕方(論理的・感覚的)等
建築コスト 平均的な坪単価・設計料等
〇〇さんに依頼したお客様の声 過去のマッチング事例からご紹介
今までの建築実績からわかる得意分野 崖地・狭小地・路地状等、特徴的な土地の事例や、リノベーション・二世帯住宅・商業施設等種類ごとの事例まで建築家の特性を網羅
その他ご面談の中では、建築家との強い信頼関係と過去のマッチング実績に基づき理想の建物を建てるために必要な情報全てをご案内しております。
すでに気になっている建築家がおられる方から、ハウスメーカー・工務店とまだ迷っておられる方まで、どのようなお悩みでもご相談承ります。
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