生活スタイルに合わせた家

2015.09.25掲載

Y様(大阪府豊中市)

新築

30代半ば近くなり、家を手に入れる事を考え始めたYさん。

自営業者であることから慎重に家づくり計画をスタート。マンションか戸建か?買うのか建てるのか?検討の結果、建築家というパートナーを探して、当時は、まだ土地がない状態から2007年9月にザ・ハウスへ来店されました。

「今でも、玄関の大扉を開け閉めする際は、少しワクワクします」と話すYさん。建築家・小笠原絵理さんと家づくりを経験した今の素直なお気持ちを伺ってみましょう。

家を建てようと思った経緯は?

僕の仕事が自営業なので、普通よりもお金を借りづらいというのは理解していました。年齢が30代半ば近くになってきてローンの返済のことを考えると、買うならそろそろ・・・という空気が僕たちの間に漂い始めました。

調べて行くと、自営業者の場合は,過去3年の業績をチェックされるということだったので、そこから3年間、業績を上げるべく、税理士さんとも相談して家購入(建築)3年計画をスタートさせたのです。

その3年の間に、お金を貯めることはもちろん、土地や建物を物色したり、ローンについていろいろ勉強したりしていました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

まずは、新しく住居を構えるにあたって、マンションにするか一戸建てにするか・・・一戸建てにするとしたら今度は「買う」のか「建てる」のかという選択肢がありました。

当初はメーカーのモデルハウスに出かけたり、主催のイベントに顔を出したりしていたのですが、いろいろ本を読んだりネットで調べているうちに、できたものを購入するのもいいけど、どうせなら作ってしまった方が・・・と考えるようになりました。

そこで、土地の購入から検討を始め、建築家に依頼するにはどのように進めて行けばいいのかをネットで調べているうちに、ザ・ハウスの存在を知り、ご相談させていただいたのが始まりです。

建築家・小笠原絵理さんにはどんなご希望を伝えたのですか?

土地は20坪と狭いのですが、僕が在宅で仕事をしているため、必ず一部屋は独立した仕事部屋が必要である事、土間がほしい事、扉はなるべく引き戸を使う事が希望でした。

当初は、中庭スペースが欲しいとか、壁面全面を収納にする事、お風呂やトイレはユニットで構わない、和のテイストでといった事もお話ししましたが、打合せを重ねて行く過程で消えていきました。

お風呂はユニットが収まらなかったので、思いがけず人造大理石のお風呂になりましたが快適です。

実際に生活していかがでしょうか?

生活しはじめて一ヶ月とちょっと経ちますが、実際のところ、仕事が忙しくて新居を満喫するには至っていないのが現状です。

建築中は仕事が忙しかった事もあり、なかなか現場を見に行く機会がとれず不安な面がありましたが、引き渡し直前に訪れた際には、考えていたよりもずっと素晴らしい出来で、「カッコイイ」というのが第一印象でした。今でも玄関の大扉を開け閉めする際は、少しワクワクします。

生活していると、スイッチの位置をもう少し吟味すればよかったとか、もう少しこうしておけば良かったという点は、もちろん出てきます。

しかし、我慢できないような箇所は今のところありません。小さな改良、ここに棚があればいいのに、とか、ここにロールスクリーンが欲しい、といったものは、自分たちで作ったり、店を回って雰囲気に合うものを探したりして少しずつ使いやすくしています。それがまた楽しみでもあります。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

最初は何から手をつけていいのかが分からず、ワラにもすがる思いで門を叩いたのですが、事情を説明すると快く相談に乗っていただきました。

僕たちの場合は、土地から探して家を建てるというプランを考えていましたが、最初に相談に乗っていただいた時は、建築家のマッチング以前に土地もまだ見つかっていない状態でした。

また、自営業であるがために、銀行からの融資が受けづらいという点についてもアドバイスをいただき、ご紹介いただいた銀行さんにお話を伺いに行ったりもしました。

そういったこともあり、本当に最初から最後まで面倒を見ていただき、ザ・ハウスさん抜きで我が家を建てる事はできなかったと正直思っています。

これから建築家と家を建てる方に一言

建築家住宅というと、経済的に余裕のある、ごく限られた人の特権、という風に思われがちです。
実際、僕も家を建てるという話をすると、「金持ち!」「大丈夫?」と驚かれたり心配されたり。また、自分自身、そう思っていました。

当然、建築家に頼む以上、建築家に支払う設計料は必要です。

ですが、自分がこだわりたい所にピンポイントでお金をかけ、そうでないところにはお金をかけないというやり方をする事で、ある程度のコストダウンは可能です。これらの点も含めて建築家に相談できるのが、建築家と家づくりをするメリットの一つです。

例えば、僕たちも当初、建て売り住宅のオープンハウスに参加したこともありました。ですが、営業の人が見せるのは、雨戸が電動だとか、お風呂にテレビがついてるとかオール電化だとか、一般ウケしそうな点ばかり。確かに建売り住宅やマンションであれば、コストは抑えられ、実物を見てから買うことができるし、何よりそれほど時間をかけずに新しい生活を始める事ができる事がメリットです。ですが、既にできている器に自分たちの生活スタイルを合わせるしかないんですね。

建築家住宅の場合、じっくり1年以上かけて家づくりをしていく必要があります。その間の手間や過程を面倒がらず楽しむ。これが建築家と家を建てる一番のポイントだと思います。

今まで図面や模型だけでしか見てなかったものが実際に完成したときの感動は、本人だけが味わえる特権です。家づくりに携わってくれた色々な人が、そこに住む人の顔を見て、僕たちのために作った僕たちだけの家。愛着がわかない訳がないのです。

本体価格

総工事費(税別)から、それぞれの敷地や建主の事情によって変動する解体工事、仮設工事、杭・地盤改良工事、引込工事、外構工事、冷暖房・空調工事、 その他建物本体に固定されていないものの工事を除いた金額。実際にかかる費用よりも坪当たり10~30万円ほど安く見積もられます。

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