建築家のちょっとした工夫で、
夢の暮らしを手に入れた先輩たち。
かしこく予算を使って、理想を叶える
を伝授します。
オープンな間取りは建具が少なくコストダウンにつながります。
家族の気配が感じられる空間に。
家具工事は家具屋さんが担当するのが一般的。
細かい部分は目をつぶり、大工さんでも造れる工夫をしてコストダウン。
最も壁、屋根、基礎の材料を抑えられるのが「正方形」。できるだけシンプルな形にすれば、トータルコストが抑えられます。
玄関、玄関ホール、階段、吹き抜けを1ヶ所に集め、コンパクトでも開放的な間取りに。
無駄な面積を省く工夫で、大きなコストダウンに。
杉材のフローリングはリーズナブルに無垢の風合いが楽しめる。多少の反りや傷は気にならないという人にはお薦め。
特徴的な変形の窓は、既製品のサッシと組合せてコストダウン。
無垢のフローリングは「節」があるものを選べばよりリーズナブルに。
主役のサッシ周りは木の装飾、背景になる場所には主張しないデザインの既製品を。
コストダウンはもちろん、主役を引き立てる効果も。
木製サッシは高額。冷たい印象のアルミサッシでも、木製の網戸でデザインすれば、ローコストで暖かい印象に。
壁に並ぶローボードはIKEAで購入。安価な既製品でもあらかじめ設計に組み込んでおけば、特注品のようにスッキリ。


洗面の床は割切ってモルタル仕上げ。コスト配分にメリハリをつけて、
おしゃれに見せる工夫は建築家ならでは。