瀬野 和広
Seno Kazuhiro
建築の考え方
何はともあれ「長持ちする家」づくりを前提にしております。
20年から25年周期で繰り返されている現代の家づくり。それはつまり20年後の粗大ゴミを作っている訳です。
産廃処理場はもうすぐ私達の大地から無くなります。焼却による環境汚染も深刻な問題になっています。消費物でない、生活の変化に柔軟に対応しながら生長する家づくりこそが、今一番の課題と捉えております。
私達は都市住宅においても、その「土地柄」を読み、自然エネルギーを利用しながら、姿形だけの家づくりではない、「骨」づくりに重点を置いた家づくりの活動体でありたいと考えております。
瀬野和広Seno Kazuhiro
一級建築士(No.227285)
1957年 山形県生まれ。
東京デザイナー学院スペースデザイン科卒。
鬼工房、大成建設設計本部を経て、1988年に有限会社設計アトリエ一級建築士事務所設立。
2009年~東京都市大学都市生活学部非常勤講師。
(一社)日本サステナブル建築協会「すまい検討小委員会」委員。
山形県/やまがた森林ノミクス大使。
趣味は「まち」歩き・「やま」歩き・写真・スキー。
建築家になんか頼んだら設計料の分だけ¥が?・・・。
予算が心配な方やローコストで考えている方こそ、建築家を間に入れて家づくりを計画していただきたいと考えています。
私達建築家は、予算と材料や施工者をトータルに監理する事が使命です。一緒に建てる「コト」に真価を見出していただき、決して、家は買う「モノ」ではないという実感を是非味わって頂きたいものです。
きっと素敵な家と庭「家庭」が築けます様に!!
世代循環の家づくり
何はともあれ「永持ちする家」づくりを前提にしています。
都市住宅においても、その土地柄をよみ、自然エネルギーをフル活用しながら、容積の間取りを考えます。
補修改修も想定したうえでその場所に建ち続ける住まいを、世代循環しながら代々住み継いでいくための仕組みづくりを施します。
「家の長寿命化」は、姿かたちだけでなく「骨」づくりにも重点を置きたいものです。
木は「木」で組む
木の建築を手がける以上、「木は木で組む木造」に拘ります。
先人たちの知恵を範に、接合部はさまざまなホゾが嵌合され、木は木でしっかり組み込みながら、現代の技術に先人たちの知恵と大工本来の仕事も組み込み、時代に合った合理性を模索しています。
木材の素性に拘る
住まいの「骨」となる構造材から羽柄材に至るまで「葉枯らし天然乾燥材」を標準仕様としています。
人工乾燥を嫌い、古来から伝わる自然乾燥方法に拘る事で、木材の細胞破壊を防ぎ、精油分も残しながら、構造強度や調湿性能を担保させるための材料選択をします。
子供は子供室で育たない
子供に個室を与える事は家族からの孤立を促し、社会交流が苦手な家づくりになると考えます。これでは、子供の人格形成や個性の育成に限界が見えてきます。
これまでの「与える個室間取り」を改め、子供が家に家庭に積極的に参加したくなる間取りを設えます。
写真は、竣工・引渡しから数年後、成長した子供達が設計したオリジナル子供室の様子です。
家事の中枢「土間ラボ」
床上のシステムキッチンを土間へと戻すことで、かつての住まいの作業場的厨に似た設えをさまざまな家づくりで実践しています。
家庭内の孤立を防ぎ、身近な社会交流を促す場所づくりとしての、多様な作業機能と寛ぎの場を併せ持つ台所廻りを、私たちは「土間ラボ」と呼んでいます。
縁側間取り
かつて「道が庭」の縁側は当たり前の設えでした。いま一度、家と道、家とまちの関わりに必要不可欠なものとして捉えてみましょう。
縁側は家事的にも物干しという、なくてはならない機能も果たします。
按配いい家づくりにはこの縁側こそ、さまざまな関係をつなぐ、文字どおり縁結び装置として、重宝させるべきと考えています。
瀬野 和広さんの魅力
「消費されない長持ちする家」をコンセプトとされ、特に基本性能に関して知見をお持ちの建築家です。
実績が豊富で、親近感を感じさせるコミュニケーションはお客様に安心感を与えます。
得意分野
光や風の流れを考えた「木組みの家」が特徴的です。
住宅建築絡みの法規の整理、解決が必要な計画でも、安心してお任せできる方です。
また、田舎の庄屋のような家屋のリノベーションも得意とされます。
設計の進め方
基本は設計契約をしてからスタートとなります。スケジュールは1年2カ月が目安です。
設計コスト
木造住宅の場合、坪単価160万円~が目安です。
受賞歴
- 1992 (社)日本銅センター第一回住宅設計コンペ 入選
- 1994 沖縄県浦添市沢岻自治会館設計コンペ優秀賞・実施案
- 住宅金融公庫住宅設計コンペ 入選
- 1996 いわき市 第2回まちづくりコンクール「いわきの家」設計コンペ大賞
- 第9回 千葉市優秀建築賞(対象作品/ティンバーヤード)
- 1997 いわき市 第3回まちづくりコンクール「いわきの家」設計コンペ大賞(2年連続)
- 第3回住宅・建築省エネルギー機構省エネルギー住宅賞 奨励賞
- 住宅月間実行委員会「住まいの達人コンテスト」最優秀建設大臣賞
- 第12回日本建築士会連合会賞 作品賞(対象作品/ティンバーヤード)
- 1998 千葉県建築文化賞(対象作品/ティンバーヤード)
- 第11回 千葉市優秀建築賞(対象作品/ちいさなちばの家)
- 1999 住宅・建築省エネルギー機構 環境省エネルギー住宅賞 入賞
- 鳥取県主催 環境共生住宅計画コンペ集合住宅部門 入賞
- 2000 いわき市・第6回まちづくりコンクール「いわきの家」設計コンペ 準大賞
- 2001 いわき市・第7回まちづくりコンクール「いわきの家」設計コンペ 特別賞
- リビングデザインセンター OZONE 主催・王子駅前「夢プラザ」設計コンペ 実施案選定
- 2004 第25回 INAXデザインコンテスト 入賞(対象作品/いわき、ガバナーハウス横の家)
- 2007 第3回強くてやさしい住まいの設計コンテスト 大賞(対象作品/小嶺整形外科クリニック)
- ふるさと信州の住まいコンクール 優秀賞(対象作品/伊那谷の船枻家)
- 2008 第25回ニチハかべ自慢コンテスト ゴールド賞(対象作品/パンダンナ)
- 第40回中部建築賞 入選(対象作品/伊那谷の船枻家)
- 2012 住まいの環境デザイン・アワード2012 暮らしデザイン部門賞(対象作品/家畑)
- 藤沢市建物緑化賞 屋上緑化の部 銀賞(対象作品/観環楼)
- 千葉市都市文化賞(対象作品/風遊)
- ABC 朝日放送ビフォーアフター大賞 2012 大賞(対象作品/かつて牛舎だった家)
- 2014 東京建築士会主催 住宅セレクション vol.4「かしこい家」コンテスト 入賞(対象作品/家畑)
- 日本金属サイディング工業会主催 第12回 金属サイディング・施工例コンテスト 最優秀賞(対象作品/木乃胡)
- 2015 ABC 朝日放送ビフォーアフター大賞 2015 大賞+思い出再生部門賞(対象作品/花見寄席の家)
- 2019 香川県建築士会表彰作品優秀賞(対象作品/高松大工館)
- タニタハウジングウェア 屋根のある建築作品コンテスト 2019優秀賞(対象作品/高松大工館)
- 第20回JIA環境建築賞優秀賞(対象作品/もりのしんりょうじょ)
- 2020 青森県主催 第12回あおもり産木造住宅コンテスト 優秀賞(対象作品/大坊建設宝田邸)
- 第13回JIA東北住宅大賞奨励賞(対象作品/雪間暮)
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<ご案内できること(一例)>
◯◯さんの魅力 どのような魅力のある建築家であるか
設計の進め方 建築アイデアの生み出し方・説明の仕方(論理的・感覚的)等
建築コスト 平均的な坪単価・設計料等
〇〇さんに依頼したお客様の声 過去のマッチング事例からご紹介
今までの建築実績からわかる得意分野 崖地・狭小地・路地状等、特徴的な土地の事例や、リノベーション・二世帯住宅・商業施設等種類ごとの事例まで建築家の特性を網羅
その他ご面談の中では、建築家との強い信頼関係と過去のマッチング実績に基づき理想の建物を建てるために必要な情報全てをご案内しております。
すでに気になっている建築家がおられる方から、ハウスメーカー・工務店とまだ迷っておられる方まで、どのようなお悩みでもご相談承ります。
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