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ザ・ハウスで建てた家
東京都大田区T邸。
東京都大田区T邸 設計監理:小林真人
りを家に取り囲まれた土地にお住まいのTさんは、暗く湿気の多い住環境を改善しようと、2001年2月にザ・ハウスに来店、建築家の紹介を依頼されました。
敷地面積も約16坪と、決して恵まれているとはいえない条件の中で、建築家・小林真人さんがご夫婦お二人が明るく、健康的に過ごせるスキップフロアの住宅を設計し、2002年3月に完成。
快適な新居にすっかりなじんだTさんご夫妻にお話を伺います。

家を建てようと思った経緯は?

数十年前に建売で買った住宅に、そろそろ不具合がでてきたので、建替えをしようと決意しました。
周りの家が接して建っていたので部屋中が暗く、物が増えて使い勝手が悪くなったのも建替えをしようと思った理由です。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

前からテレビで建築家が設計した家を見て、うちと同じような小さな土地でも「工夫次第で住み心地のいい家ができるかも」と思っていました。

この敷地の広さの中で、私たち夫婦二人が快適に住める家をと考えると、一般的な住宅はではなく「私たち用にあつらえた家」である必要があったので、きっと建築家ならきめ細かい対応をしてくれるだろうという期待もありました。

建築家・小林真人さんにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

わが家の場合、これから家族が増えるというライフスタイルの変化は考えられませんでしたので、この敷地に私たち二人がしっかり生活できる家、二人の生活だからこそありえる家をとお願いしました。具体的には、明るく開放感があることや、細かなところでは、収納や飾り棚がたくさんあることとか、とにかく細かい要望をたくさん言ってしまいました。(笑)

これから建築家と家を建てようと思っている方も「できる、できない」は別として、希望は全部洗いざらい言うべきだと思いますよ。私が凄く細かい要望をたくさん言ったのに、小林さんは嫌な顔ひとつせずに聞いて下さったことが今では印象深いです。

実際に生活していかがでしょうか?

前の家では、隣家が密集していたこともあって、風も窓からの光もほとんど入りませんでした。
それが今ではとても明るく、窓からも風が気持ち良く入ってきます。窓は一年中開け放しているのですが、夏はとても涼しい風が通り抜けていきますし、家の中で風を感じることができるということは断然気持ち良いですよ。

それに前の家では、主人が会社から帰ってきた時の洋服がそのまま部屋の中に掛かっていたり、生活用品が溢れていたりと、お客様が来ると片付けを始めなければならないような状況だったんです。
でも今では、収まるところに物がちゃんと収まっているので整理がしやすく、とても便利に生活しています。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

「どのようにしたら建築家の方と出会えるのかな」と考えていた時、ある一冊の本でザ・ハウスを知り、自由が丘のお店を訪ねることにしました。
建築家と家を造るのは初めてのことでもありましたし、それまでは家に対する自分達のコンセプトもはっきりしていませんでした。

ザ・ハウスではたくさんの建物を見せていただき、各建築家の考え方をひとつひとつをわかりやすく説明して下さいましたので、そうしたお話しを伺うことで、わが家に対する家の骨格、イメージが見えてきた気がします。

これから建築家と家を建てる方に一言

私は当初から、自分の希望を100%実現したいなら、自分が考えている予算より1~2割多めの予算を考えておかないと、きっと我慢が多くなるだろうと思っていました。
この先、生活が変化することは考えづらかったので、うちの場合は今できることを全てやっておかないと後の生活が不便になってしまうと思っていましたので。

予算厳守で計画される場合には、何か変更をする時や変更が生じた時には特に密に連絡をとらないと、思わぬ出費になってしてしまうこともあるので注意をした方が良いと思います。

建築家・小林真人さんのインタビュー

はじめにTさんとお話しして、どんなことをお感じになりましたか?

まず、Tさんがこの土地で生活の再出発をされようとなさっていることに、建築家として真摯に取り組んでいきたいと考えました。
家が密集した土地ということもあり、近隣に配慮した計画をするというのも今回の計画を進める上で大事な要素と考えました。

具体的にはどのような形でご要望に応えていったのですか?

当初Tさんは、リフォームもお考えだったそうなのですが、リフォームしても限界があるし、普通に建替えれば法規制によって前の家より小さくなってしまうんですよ。 実際にできた建物も、前の建物より数字上の面積は小さくなったのですが、容積、つまり空間のボリュームを確保することを考えました。

南に開けて面しているのは、旗竿状の敷地の「竿」の部分だけだったので、方角にとらわれない光を家の中に取り込むことも課題でした。これについては南からの採光だけでなく、北からの安定した光を取り入れることで暗さの解消ができたと思っています。

また、住宅としての基本性能を充実させることを考えました。

敷地の小ささを解消するために計画した「上に延びた空間」で快適な生活を送るには、床暖房や天井ファンの手助けが必要となりますし、コンパクトながらも生活がきちんと成立するためには、収納面での様々な工夫も必要でした。
Tさんのお宅では、物を「がさっ」と入れておけるマルチな収納と、キッチン周りなどの用途がはっきりした細かい収納を両立させました。特に奥様は、料理をお教えになるくらいの腕前なので、キッチンの収納はきめ細かい配慮をしました。

基本的なシステムがしっかりできていれば、小さな家でも十分快適に、便利で生活のしやすいものになると思います。

Tさんとのお打合せはいかがでしたか?

「背骨が通っていた」と言ったら良いでしょうか、私が投げかけた問いに対する応答がとても明確でしたよ。

日当たり、風通しの悪さ、狭さ、近隣との複雑な関係性という悪条件をいかに克服して、便利で快適な生活をするための家を作っていくか、という基本コンセプトがはっきりしていましたから、私とTさんがお互いに目的をはっきり共有して計画を進めていくことができました。

これから建築家と家を建てる方に一言

要望は矛盾していてもいいんです。思ったことは全て言うべきです。そうしたコミュニケーションをお互いにしながら、目的を共有することができるわけですから。

所在地:東京都大田区
設計:(有)小林真人建築アトリエ
施工会社:(株)米村工務店
竣工日:2002年3月
敷地面積:52.34平米(15.83坪)
延床面積:56.16平米(16.99坪)
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