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ザ・ハウスで建てた家
大阪府守口市S邸。
大阪府守口市S邸 設計監理:中平 勝
ともと建築家は高嶺の花だと思っていたというSさんは、工務店と計画を進めていくうちに、「限られたスペースの中で自分達思い通りの家を実現させてくれるのは建築家なのでは」と考え始め、2002年2月ザ・ハウスに来店されました。建築家・中平さんとSさんはお互いに信頼し合いながら、厳しい条件の家づくりをより充実したものにし、2003年3月に完成しました。

敷地面積13.5坪という限られたスペースの中で、家族や住環境の気持ち良い関わりを実感しているSさんにお話を伺います。

家を建てようと思った経緯は?

建替える前の家は土地が借地、隣家と2軒で屋根が1つという続き棟の中古物件で、購入して18年間が経っていました。
建替えようと思った大きな理由は3つです。

(1) 5年前に地主さんから底地の買い入れの話があり少し安く購入できた。
(2) 続き棟の継ぎ目で数年前から雨漏れがあり、隣の方から瓦の吹き替えを一緒にしようという話が持ち上がった。
(3) 長男が1歳でこの家に引っ越してきて、18歳まで鯉のぼりを立てる場所がなく、 一度も立てられなかったので、せめて20歳なるまでにと考えていた。

もちろん3人の子供も大きくなって手狭になったことや、間取りが使いにくかったということなど問題はいっぱいあったのです。
結局、年齢的にも今しかないかということになりました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

建築家の家には興味があって、そういったテレビ番組をよく見たり、本を読んだりしていましたが、やっぱり一庶民には高嶺の花と勝手に思い込んでいました。
最初は何軒か工務店などに相談しましたが、土地が狭く法律などの問題を考えると、思うような家は建ちそうにありませんでした。

狭いからこそ何かいい知恵を出してもらわないと・・・と思い、断られるかもしれないけれど一度お願いだけでもしてみようと、本で探した建築家グループに相談に行きました。
そこで話をして「何とかできるかも!」と期待が湧いてきました。そこから本格的に建築家探しになったわけです。

建築家・中平 勝さんにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

ザ・ハウスのホームページで中平さんの「居心地の良い空間であることと、生活の中に住人と住人或いは住人と環境との気持ちの良い関係をつくっていくことを大切に考えています」という”家づくりの考え方”が掲載されていて、それを見てひかれました。

本当は、それだけで十分だったのかもしれませんが、建てられた家に実際にお邪魔して感じたことで、その意味がはっきりわかったような気がしました。

実際の要望としては、

(1) 子供3人の個室と夫婦の個室の確保。
(2) 子供たちにみな彼氏彼女がいるので、みんなで集まれる場所がほしい。
(3) 鯉のぼりを立てたい。
(4) 生活動線の改善。
(5) 洗濯物を干すのに個室を通らない。

など結構細かいことをお願いしたと思います。

実際に生活していかがでしょうか?

季節のいいときは確かに気持ちいいです・・・。日本では必ず四季があり、これからは逃れられない。それが現実です。どこに焦点を合わすかですよね。
季節を感じて最高に幸せだと思える時、生活の中で少々つらいことがあっても忘れられます。

そして予算や土地の制約など厳しい条件の中、細かな私たち家族の要求をすべて満たしていただいた中平さんのアイデアには感激と頭が下がる思いでいっぱいです。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

テレビ番組や本などちょっと現実離れしたところから、自分たちにあった建築家の方を探すのは大変なことだと思います。
”家づくりの考え方”や”過去の作品”などたくさんの資料が用意され、しっかりした建築家の方が紹介されており、とても参考にしやすかったです。

工務店ナビというのも、参考になりました。
ただ私たちの場合、予算面で不可能となりショックを受けたのを覚えています。
実際には、可能となったわけですが。
不可能を可能に変えたのも建築家マッチングで中平さんを紹介していただいたおかげでしょうか?

これから建築家と家を建てる方に一言

ゆっくりじっくり時間を掛けて建築家と話し、納得して決めてください。どんな小さなことでも曖昧にせず、わからないところはとことん聞く。
自分たちの中で要望ははっきり伝えて、建築家に任せるところのメリハリつけていった方がうまくいくと思います。
計画を振り返れば、私たちは少々焦ってしまったようにも思いますが、時間の余裕を持って臨めば、もっと家づくりを楽しめたでしょうね。

建築家・中平 勝さんのインタビュー

はじめにSさんとお話しして、どんなことをお感じになりましたか?

僕が乗っていた古い車の年式をズバリあてられたので「ただ者ではない」と思いました。
今まで手がけた家を何件か一緒に見ていただきましたが、こちらの考え方を理解しようとしてくださっているのがよくわかりました。

具体的にはどのようにご要望に応えていったのですか?

S邸はいわゆるスペースの限られた都市住宅です。(敷地面積13.5坪)以前から大切にされている好きなモノに囲まれながら、出来るだけ広く気持ちの良い生活空間を、いかに計画するかということでした。
柱、梁といった鉄骨のフレームに、屋根、壁、床、棚、それぞれのパネルを取り付ける、ほぼそれだけでこの住宅は出来ています。

あとは、Sさんがさまざまなもの飾られてそれが仕上になればよいと考えていました。
現在、棚には懐かしいプラモデルやグッズ、鉄骨のフレームにはCDなどが飾られ、Sさん家族の色に染められています。

Sさんとのお打ち合わせはいかがでしたか?

ご主人が電気工事関係のお仕事をされていることもあり、モノつくりという行為をよく理解していただきました。この家の電気工事もご主人の施工です。
細かなところまでこちらの意図をくんでいただき施工してくださいました。
奥様も決定根拠が理路整然としておりましたので、さまざまな決定がしやすかったです。

これから建築家と家を建てる方に一言

家は買うのではなく、つくっていくということの相互理解が必要です。
建築家と施工者にとっても、家つくりはかなりハードな作業です。もちろん、施主にとってもハードですよ。
楽をしたい人、楽しめない人には無理です。

所在地:大阪府守口市
設計:中平勝建築研究所
施工会社:建築工房マースワーク
竣工日:2003年3月
敷地面積:44.87平米(13.57坪)
延床面積:100.79平米(30.49坪)
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