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ザ・ハウスで建てた家
東京都台東区O邸。
東京都台東区O邸 設計監理:岡村泰之
70年を超えた木造の倉庫だった建物を改装して住んでいたOさんは、老朽化と暗く風通しの悪い住空間を改善しようと、2003年3月にザ・ハウスに来店されました。
敷地面積は9坪、北側以外は囲まれている決して恵まれているとはいえない立地条件を、建築家・岡村泰之さんは、上階からの南の光を階段と吹抜けを通して下の階まで取り込み、隣家が建て込んでいない北側の道路に面しては大きな窓を設け、明るく風通しの良い家を実現しました。
この住宅は2004年5月に完成。
引越しして初めて迎えた朝に光と風を感じて感動しました、とおっしゃる0さんにお話しを伺います。

家を建てようと思った経緯は?

建替える以前の家というのは、築年数70~80年位、隣家と屋根で繋がった長屋形式で、床が傾いていた(ボールが転がりました)木造の2階建て。
1階が車庫、居住スペースは2階しかなく、更に東西南の3方は隣家が接しており、北側に窓が一つあるだけの暗く風通しのない家でした。

もともとが倉庫として使われていたものを自分で建物に手を加え、一人暮らしから始めたところです。結婚したら引越しをするだろうと思っていたのですが、結局は結婚、子供の誕生を迎えても、利便性や街の雰囲気の良さもあり、引越さないまま子供が2歳になっていました。
これから子供が成長していくには手狭であるのはもちろん、いつ壊れても不思議じゃなく・・・。でも子供はそんなのお構いなしに、狭い家の中を走り回り飛び跳ねていました。
これからの将来を考え、建替えという形での家づくりを決意しました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?

結婚した時から建替え・引越しは漠然と考えていましたが、最初は建築家に依頼するなんてことは考えていませんでした。むしろ、そんな方法すら知りませんでした。
建売住宅の見学に1回、住宅展示場に2回足を運び話を聞きましたが、きれいでいいなぁと思う反面、みんな同じ様でなんかつまらない。
何よりこの場所が気に入っていたので、やっぱり建替えがいいけれど「9坪に満たない土地で家が建つのか?」という疑問と不安でなかなか前に進めない状態でした。

そんな時に、ある本を目にして購入しました。
そこには、決して恵まれているとはいえない広さの土地に建ってるかっこいい家がたくさん載っていたのです。
その本で初めて”建築家と家を建てる”ということ、そしてザ・ハウスを知りました。その時から、建築家に依頼する方法以外に選択肢はなくなりました。

建築家・岡村泰之さんにはどんなご希望をお伝えされたのですか?

最大の希望は「光と風がふんだんに入る家」ということでした。
その他、全体のイメージ、細部の希望など、自分達が家に対して思っていることを整理し箇条書きにしてお伝えしました。
あとは、打合せを重ねていく過程で、提案されたプランに対して変更して欲しいこと、追加の希望等を随時伝えていきました。
いつも難題を見事に解決していただき、ビックリさせられることが多く、打合せが毎回楽しみでした。

実際に生活していかがでしょうか?

「光と風がふんだんに入る家」という最大の希望を、完璧に叶えて頂きました。大変満足で感謝しています。

引越して初めて迎えた朝に、光と風を体感し感激しました。
工事中にもある程度は実感していたのですが、あの朝の感動は忘れられません。前の家では朝起きると電気を点けていましたが、その必要がありませんでした。

そして、窓を一つ一つ開けると朝の気持ちのいい風が家の中を抜けていきました。
家中の窓を全開にすると、家の中だか外だか分からないぐらいの強風が吹いて困るくらいの日もあります(笑)。こんなに風が通る場所だとは思いませんでした。

ザ・ハウスを利用しての感想は?

敷地、予算等、厳しい条件のため不安が多く、なかなか決断できなかったのですが、伺って一つ一つ丁寧に教えていただき、不安が解消されました。
私達の厳しい条件を考慮し、最適な素晴らしい建築家を紹介していただき、とても感謝しています。
ザ・ハウスを知らなければ岡村さんとも出会えず、この家もできなかったと思うと「ザ・ハウス様様」という感じですね。

これから建築家と家を建てる方に一言

”建築家と家を建てる”ということは”家を買う”のとは違い、自分達も参加することで多くの時間を使い、考え、悩み、時には辛く苦しい決断を求められることもあります。でも、信頼できる最良のパートナーと言える建築家と出会うことができれば、この時間は最高に楽しく有意義な時間になります。
今、家が完成し快適な生活を始めて嬉しい反面、私達の”家づくり”が終わってしまい寂しい気持ちもあります。(宝くじが当たったら、今度は岡村さんと別荘づくりがしたいですね。)
皆様も最良のパートナーと出会って最高の家づくりを体験してください。

建築家・岡村泰之さんのインタビュー

はじめにOさんとお話ししてどんなことをお感じになりましたか?

最初にお会いした時に、物事を決めていくことに対して非常に柔軟な考え方のできるご夫婦だなとの印象を受けました。
なぜか分からないのですが、最近「海」に関係があるクライアントが多いということもあり、趣味がサーフィンとスキーだということで、より一層好感を持ちました。
海の好きな方は、柔軟な思考ができるという特徴があるのかもしれません。
計画を進めていく中でも最初の印象は変わることなく、お互い楽しみながら住まいづくりができたのではないかと思います。

具体的にはどのような形でご要望に応えていったのですか?

敷地は、下町といっても近隣商業地域で、横にも縦にも込み入っている場所にありました。しかも、隣の家と続きの二軒長屋で、一旦切り離して解体し、隣家を補修するという難工事も伴っていました。

なんといっても、隣家との距離があまりにも少ないことと、敷地面積が9坪という限られたスペースであることが、計画する上で最も考慮しなければならないポイントでした。
そのような状況で、光にあふれ風通しのいい家をつくることが優先順位の最も高いご要望でした。
北側道路で南側にもぎりぎりで隣家が建っているため、屋上、4階、3階で南の陽光を取り込み、階段と吹抜けで下階に落とし、北道路側にも大きな窓を設け、風通しよく光あふれる空間を実現しました。階段の配置・デザインには、もっとも労力を費やしました。

Oさんとのお打ち合わせはいかがでしたか?

終始、楽しく打合せさせていただきました。なんといっても、お互い「対話」しながら計画を進めていくことができたのが、最も良かったことだったと思います。
それに、何がいま必要かという優先順位をOさんご夫妻が的確に見極められ、納得して選択していただけた事でスムースに計画を進めて行くことができました。

建物ができあがって、クライアントの方、工事関係者の方々、我々設計者がそれぞれの立場でいい住宅ができたと納得し合える住まいづくりをいつも心掛けています。
うちの事務所では、オープンハウスの後に、事務所主催でクライアントの方と工事関係者の方々でテーマを決めてパーティを開かせていただいております。今回のテーマは、なんと「レゲエナイト!」でした。レゲエミュージックが流れる中、計画から工事終了まで、みんなで様々な思い出を語り合いました。
最後に「Oさんご一家がこの家で末永く生活を楽しんでいただけること」を心からお祈りしております。

これから建築家と家を建てる方に一言

住まいをつくるということは、家族同士の関係を再確認することであり、家族の将来を想像し、かたちにすることです。さらにその敷地の特色をいかした、永く快適に過ごすための空間をつくることが求められます。
そのためには、クライアントの方と、「対話」しながら住まいづくりをしていける相性のいい建築家と工務店を見つけることが重要です。
ものごとにはすべてが完璧にいいことなどありません。いいことがあれば必ずわるいことがあります。そのなかでどれが自分たちに合っているか慎重に選んでいくことが、納得の住まいづくりをするためコツだと思います。
じっくり、建築家と工務店を選んで、納得いく住まいづくりをして下さい。

所在地:東京都台東区
設計:岡村泰之建築設計事務所
施工会社:(株)栄港建設
竣工日:2004年5月
敷地面積:29.64平米(8.97坪)
延床面積:89.75平米(27.15坪)
撮影:michiho
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