森清敏・川村奈津子
Mori Kiyotoshi/Kawamura Natsuko
建築の考え方
時を超えて住み継がれ、静かにそこにあり続ける住宅。そんなものづくりをしていきたいと思っています。
森清敏・川村奈津子Mori Kiyotoshi/Kawamura Natsuko
森 清敏 一級建築士(No.263632)
1968年 静岡県生まれ。
東京理科大学理工学部建築学科卒。東京理科大学大学院修士課程修了。
大成建設株式会社設計本部を経て、2003年にMDS一級建築士事務所を共同主宰。2010年に株式会社MDSに改組。
日本大学非常勤講師、東京理科大学非常勤講師。
川村奈津子 一級建築士(No.294252)
1970年 神奈川県生まれ。
京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科卒。
大成建設株式会社設計本部を経て、2002年にMDS一級建築士事務所を設立。2010年に株式会社MDSに改組。
東洋大学非常勤講師。
言葉の限り語られる要望の全てを取り込むことが最上の回答にはならないと思っています。むしろ削ぎ落としていくことで見えてくるもの、あるいは言葉に表れない潜在的な要望、そしてその場所の持つ個性を引き出し、具現化することこそが私たちのするべき設計だと考えています。 詳しくは私たちの著書「暮らしの空間デザイン手帳-LIFE&ARCHITECTURE」をぜひご覧ください。家づくりの上で、とても参考にしていただける内容となっていると思います。
時を超えて愛され続ける斬新で美しいデザイン
竣工して20年近く経つ「目白の家」は、全く古さを感じさせない佇まい。
リビングやダイニングを地下に配して、街並みに連続させつつもプライバシーを守る斬新な発想による提案、かつ洗練された美しい空間です。
集中豪雨に対する万全な対策をした上で設けた二つのドライエリアによって採光、通風を確保しています。
地下から2階まで貫く大壁面はコンクリートの素材感を生かした削り仕上げとし、光が美しい表情をつくります。
素材を生かした包容力のあるデザイン
木造とRC造、それぞれの良さを最大限に引き出す空間づくりを心がけ、力の流れを感じられる美しいデザインにしようと考えています。
構造にとどまらず、内装に至ってもひとつの型にはまらない、クライアントの要望をとりいれつつも、包容力のあるデザインを目指しています。
敷地のポテンシャルを最大限引き出すデザイン
旗竿敷地や傾斜地といった敷地特有のデメリットをメリットにかえ、公園や畑に面した素晴らしいロケーションはそのポテンシャルを最大限生かして、クライアント様の想像を遥かに超えた設計を目指します。
「等々力の家」は狭いところで2mを切る細長い敷地ですが、南面採光や通風、そしてブライバシーを確保しつつ、錯覚をも使ったのびやかな空間を作り出しています。
猫と人が共に美しく棲む「鎌倉浄明寺の家」
骨董品や美術品であふれた空間でありながら、猫と快適に過ごしたいというご要望。山と谷、集落、そして空が広がる恵まれた環境で、方形屋根の四辺をそれに呼応するようにめくり上げ、景色の違う4つの間をつくっています。
めくり残した軒先四隅は、床を切り欠いて1階の土間からの吹抜けとし、上下階を繋いでいますが、そこは猫のための動線にもなっています。
その吹抜けの手すりを兼ねた棚は、高さを変えて猫の動線とし、自分の居場所を探し回る工夫に満ちた家となっています。
闇の中でわずかな光を掬いとることで感じる自然
「掬光庵」のクライアントは、窓の少ない、仕上げから小物に至るまで全てを黒に統一した空間を要望され、漆黒の闇に包まれる強い個性が表れた唯一無二の空間となりました。
ストイックなまでに外からの光を抑え、素材や艶が抑制されたわずかな光を掬いとって異なる表情をつくり、暗がりだからこそ感じられる光、そしてその光から見いだされる景色があります。
風景を切り取り、居場所をつくる「小さな板の集積」
梅林に面した敷地に建つ「東小金井の家」。単に梅林に対して大きなガラス窓のある家ではなく、また特定な部屋で構成されるnLDKではない家という2つの要望がありました。
そこで小さな板(小さな壁と小さな床)をランダムに組み合わせて生じる隙間により風景を切り取り、様々な場をつくりました。
明暗や天井の高さ、部屋の大きさの異なる場の繋がりは多様です。
夏は涼しいところ、冬は暖かいところと居心地の良いところを探すネコのように、その時々で過ごす場を移りかえていく住宅になりました。
森清敏・川村奈津子さんの魅力
施主の要望を取り入れつつ、建築としてもきちんと価値のあるものをご提供なさる建築家です。
たとえ万が一売却することになっても、壊されることなく受け入れてもらえるよう、敷地に合った建物を意識しておられます。
得意分野
光の明暗を意識した設計を得意とされます。
落ち着きのあるしっとりした空間を多く手掛けておられます。
間取りや仕上げ材だけでなく、光の入り方、照明のコントロールなどにも、知見をお持ちです。
設計の進め方
仮契約をしてからプレゼンテーションを行い、合意を得て本契約となります。
(NGの場合は15~20万円の間で清算。)
スケジュールは1年5ヶ月が目安です。
設計コスト
木造住宅の場合、坪単価150万円~が目安です。
受賞歴
- 2020年 日本建築学会作品選集 等々力の家
- 2019年 東京建築賞(東京建築士事務所協会) 東小金井の家
- 2018年 日本建築家協会優秀建築選 等々力の家
- 2015年 FANTASTIC KITCHEN COMPETITION 富津岬の別荘
- 2014年 家づくり大賞 2014 ポジャギの家
- 2014年 家づくり大賞 2014 成瀬の家
- 2013年 家づくり大賞 2013 代々木上原の家
- 2013年 住宅セレクション(建築士会連合会) 八ヶ岳の山荘
- 2013年 住宅セレクション(建築士会連合会) たまらん坂の家
- 2013年 LIXIL DESIGN CONTEST 白金の家
- 2012年 日本建築家協会優秀建築選 ポジャギの家
- 2012年 住宅建築賞(東京建築士会) 深沢の家
- 2012年 日本建築士会連合会賞 2012 ポジャギの家
- 2012年 AICA賞 八ヶ岳の山荘
- 2012年 AICA賞 岡崎の家
- 2012年 アリアフィーナ賞 ポジャギの家
- 2011年 日本建築学会作品選集 たまらん坂の家
- 2011年 日本建築家協会優秀建築選 たまらん坂の家
- 2011年 住まいの環境デザイン・アワード たまらん坂の家
- 2008年 日本建築学会作品選集 鷺沼の家
- 2008年 日本建築学会作品選集 鉄の家
- 2008年 日本建築家協会優秀建築選 あざみ野の家
- 2008年 グッドデザイン賞 鉄の家
- 2008年 TEPCO快適住宅コンテスト あざみ野の家
- 2007年 日本建築家協会優秀建築選 鷺沼の家
- 2007年 日本建築家協会優秀建築選 各務原の家
- 2007年 日本建築家協会優秀建築選 目白の家
- 2007年 TEPCO快適住宅コンテスト 鷺沼の家
- 2006年 J I D 賞(日本インテリアデザイナー協会) 王子木材工業本社ビル
- 2005年 東京建築賞(東京建築士事務所協会) 王子木材工業本社ビル
- 2004年 インテリアプランニング賞 王子木材工業本社ビル
- 2004年 木質建築空間 デザインコンテスト 王子木材工業本社ビル
- 2004年 American Wood Design Awards 王子木材工業本社ビル
- 2003年 グッドデザイン賞 王子木材工業本社ビル
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<ご案内できること(一例)>
◯◯さんの魅力 どのような魅力のある建築家であるか
設計の進め方 建築アイデアの生み出し方・説明の仕方(論理的・感覚的)等
建築コスト 平均的な坪単価・設計料等
〇〇さんに依頼したお客様の声 過去のマッチング事例からご紹介
今までの建築実績からわかる得意分野 崖地・狭小地・路地状等、特徴的な土地の事例や、リノベーション・二世帯住宅・商業施設等種類ごとの事例まで建築家の特性を網羅
その他ご面談の中では、建築家との強い信頼関係と過去のマッチング実績に基づき理想の建物を建てるために必要な情報全てをご案内しております。
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