西田 司
Nishida Osamu
建築の考え方
例えば誰かと食事をするのにも、一人でのんびり考え事をするのにも、そのときの風景はとても大切な要素です。
その場で感じた気持ちと共にその場のは、私たちの胸に刻まれていきます。
デザインには、そういった自分にとっての大切な時間を最高の場にしてくれる力があるように感じます。
住み手や敷地のあるがままの姿から、そこで考え得る可能性を最大限引き出すことにより、場所や用途に応じた心地良い空間を生み出すことだと思います。言い換えれば、それは本来の自分に戻る時間をつくることなのではないでしょうか。
西田司Nishida Osamu
一級建築士(No.132707)
1976年 神奈川県生まれ。横浜国立大学工学部建築学科卒。
1999年スピードスタジオを設立、共同主宰。2004年オンデザインパートナーズを設立。
東京理科大学准教授、明治大学特別招聘教授、大阪工業大学客員教授、立教大学講師、ソトノバパートナー。
趣味は居心地の良い場所で時間を気にせずお茶すること。
近頃、食事の栄養バランスを考えて玄米や植物性タンパク質などを採るようにしてみました。朝の目覚めがよくなり、自然と朝からお腹が空くようになりました。
自然を取り込む家という言葉をよく聞きます。このときの「自然」とはなんでしょう。
たとえば、太陽の動きと共に空からの光は流れ、影は形を変え、風邪を感じると草花はそよぎ、季節や天候と共に空の景色や木々の色はうつろいゆきます。
この「流れていたり移ろいゆく」ことが「自然」なのだと思います。
人間も建物も日常的に自然の状態(オーガニック)を感じられることが大切なのではないでしょうか。
対話とヒアリング
私たちがもっとも大切にしているのは、コミュニケーションです。
建物をつくるということは、そこに人が集まるということ。
対話からは、多くの人に共感される新しい価値を生み出します。
はじめは小さな断片だったイメージも、対話を通じて、ぐんぐんと膨らんでいきます。
私たちは日々の生活から得る実感を大切に拾い上げながら設計をしています。
細部までこだわるオンデザインの模型
図面だけでは分かりづらい部分を可視化し、暮らしの理想像をお施主さんと楽しく共有するために、オンデザインでは特に模型は大きめにつくり、細部までこだわり、空間に添える家具や装飾品も丁寧につくり込んでいます。
建物の使い方だけでなく、理想の生活まで想像しやすくなります。対話を重ね、その都度模型をつくり直し、お施主さんの理想の暮らしへと近づけます。
スタッフ一人ひとりが共同設計者となる「パートナー制」
一つのものを複数人で一緒につくることによって、予測できなかった新しい価値あるものが生まれます。またそこには多様性も生まれます。
建築家とお施主さまという域をこえて、オープンでフラットな人間関係を築いていき、お施主さまとも良きパートナーでありたいと思っています。
10坪の敷地に建つ北欧雑貨と暮らす家
この住宅は10坪の敷地に建つ、北欧雑貨を売る店舗とそのオーナーのための住宅です。
ここで売られている北欧雑貨は、今までオーナーが少しずつ収集されたもので、 ただの売りものというよりは、今も日常的に使われていて一つ一つが生きています。 買い手は「商品を選ぶ」というよりは「生きている雑貨と出会う」ために来るのではないか?
風景の連なりが刻む、心地よい部屋のカタチ
目の前に広がる森、なだらかな傾斜、敷地に降り注ぐ光。
ここで部屋をつくる要素は『風景』である。
太陽の動きに合わせて角度の振れた窓、傾斜に沿って配置された床。これらの要素によってできる部屋はおよそ従来の部屋のかたちをしていない。
角度、段差、凹凸など普段ではマイナスに捉えられることばかりだ。 しかし、この場所ではそれが大きな価値となる。
パブリックに使われる天井高5mの広場-集合住宅-
アーティストの製作展示や週末のパーティや地域住人の発表会など、通常の住まいでは、受け止められない事柄を広場を所有する事で実現している。
1階を近所にも開かれた天井高5mの半外部ラウンジ”広場”、そこから各々の専用階段をぐるっと回って、高くて明るい2階の居住部屋に出るという構成になっている。
西田 司さんの魅力
固定の作風に囚われず、施主の雰囲気や要望に合わせて様々なデザイン、雰囲気を持つ住宅をご提案くださいます。
お話しやすく、実際にお会いしたお客様はファンになる方が多いです。
家具や、色も加えたかなり大きな模型でプレゼンを行うため、プレゼンを受けた時の施主のワクワク感も非常に高いです。
得意分野
固定観念にとらわれない斬新な構成を持つ住宅を得意とされます。
施主とのコミュニケーションからヒントを得て、クリエイティビティを感じる家を設計なさることもあれば、ラグジュアリーで安定的な設計をなさることもあり、多種多様な空間作りのできる方です。
設計の進め方
施主の雰囲気に合わせて装丁を変えて製作される「プレゼン本」と「大きな模型」と「プラン」を出されます。それで合意が得られた場合設計契約となります。
スケジュールは1年半が目安です。
設計コスト
木造住宅の場合、坪単価150万円~が目安です。
受賞歴
- 2020 これからの建築士賞 入賞 「自給自足の豊かさづくりのお手伝い」
- 2019 ソトノバ・アワード2019ソトノバ 大賞&実験のデザイン部門賞「仮設HUB拠点 吉日楽校」
- 2019 グッドデザイン・ベスト100 「観察と試み〜深大寺の一軒家改修〜」
- 2019 グッドデザイン賞 「大分県立芸術文化短期大学キャンパス整備(第一期)」
- 2019 グッドデザイン賞 「ルーフトップシェアハウス」
- 2018 住まいの環境デザインアワード 準グランプリ 観察と試み
- 2018 グッドデザイン・ベスト100 「開発で生じる時間と場所の活用とデザイン [仮設HUB拠点-まちへの新しい挨拶の形-]」
- 2018 グッドデザイン賞 「地域コミュニティ醸成拠点 [ハマハウス]」
- 2018 日本サインデザイン銅賞 unico
- 2018 神奈川デザインアワード審査員特別賞 unico
- 2017 住まいの環境デザインアワード 準グランプリ コーポラティブガーデン
- 2017 グッドデザイン賞 「コミュニティボールパーク化構想」
- 2016 神奈川大学新国際学生寮プロポーザル最優秀賞
- 2016 ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展日本館出展特別表彰受賞
- 2016 BMW MINILIVING デザイナー選出国際コンペティション選出
- 2016 日本建築学会作品選奨受賞 湘南港ヨットハウス
- 2015 大分県立芸術文化短期大学キャンパス整備プロポーザル最優秀賞
- 2014 神奈川建築コンクール優秀賞
- 2014 SDレビュー2014入選
- 2014 グッドデザイン賞 SEA DAYS
- 2014 地域再生大賞特別賞
- 2013 横浜・人・まち・デザイン賞 ヨコハマアパートメント
- 2013 東京建築士会 住宅建築賞 FIKA
- 2012 グッドデザイン 復興デザイン賞 ishinomaki2.0 石巻voice
- 2012 JIA新人賞 ヨコハマアパートメント
- 2012 住まいの環境デザイン・アワード 住空間デザイン優秀賞 ヨコハマアパートメント
- 2011 日事連建築賞 小規模建築部門 優秀賞 ヨコハマアパートメント
- 2011 JCDデザインアワード 銀賞 六本木農園FARM
- 2010 ディスプレイデザイン賞 六本木農園
- 2008 グッドデザイン賞 ムシェット夏の家
- 2007 SDレビュー2007入選 GREEN DESTINATION
- 2006 グッドデザイン賞 伊豆アネックス
- 2005 神奈川建築コンクール2005優秀賞 カレイドスコープハウス
- 2004 ForestMore2004優秀賞 辻堂の家
- 2004 街並み100選 西田邸
- 2003 東京建築士会住宅賞 茅ヶ崎の家
- 2002 日本建築学会作品選集 葉山の別荘
- 2002 DANTOタイルコンテスト入賞 ストリートインハウス
- 2001 TEPCO快適住宅コンテスト入賞 ストリートインハウス
- 2000 TEPCO快適住宅コンテスト入賞 西田邸
- 2000 東京建築士会住宅奨励賞 西田邸
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<ご案内できること(一例)>
◯◯さんの魅力 どのような魅力のある建築家であるか
設計の進め方 建築アイデアの生み出し方・説明の仕方(論理的・感覚的)等
建築コスト 平均的な坪単価・設計料等
〇〇さんに依頼したお客様の声 過去のマッチング事例からご紹介
今までの建築実績からわかる得意分野 崖地・狭小地・路地状等、特徴的な土地の事例や、リノベーション・二世帯住宅・商業施設等種類ごとの事例まで建築家の特性を網羅
その他ご面談の中では、建築家との強い信頼関係と過去のマッチング実績に基づき理想の建物を建てるために必要な情報全てをご案内しております。
すでに気になっている建築家がおられる方から、ハウスメーカー・工務店とまだ迷っておられる方まで、どのようなお悩みでもご相談承ります。
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