椎名 英三

椎名 英三

Eizo Shiina

建築の考え方

「住む」という言葉は水が「澄む」という言葉に通じ、清浄なる感覚が大切であると私は思います。そして、そのことは躍動感を失うことを意味してはいないのです。

老子は「建築の真実性は、屋根や壁や床といった物にあるのではなく、それらによって囲まれた住まわれるべき内部の空間にある」と云いました。

住まいにおける豊かさも又、色や形や材料を越えて現れ出ずる空間の素晴らしさにあります。それは測り得ない世界に属しています。

人間の存在も測り得ないものです。美も又、測り得ないものですが美しいものを目指すことは人間にとって大切な仕事ではないのかと私は信じています。

住まいの空間を通して宇宙自然の大いなる拡がりへと連続したいと思います。太陽、月、星、銀河、青い空、白い雲、雨、風、水、火、動物、植物等々と共にあって、空間を感じる歓びを体験していただきたいと私は思うのです。

そしてこれらのことは測り得る世界(機能・構造・色・形・設備・色・材料・ディテール・工期・工費等々)を確実にクリアーした上で語られるべきものではあるのですが、それを踏まえた上で本当に大切なことであると私は思っています。

椎名英三 一級建築士(No.75840)

1945年 東京都生まれ。
日本大学理工学部建築学科卒。
宮脇壇建築研究室を経て、1976年に椎名英三建築設計事務所を設立。
株式会社椎名英三・祐子建築設計事務所に変更。
趣味は旅行・ドライブ・天体観測・読書・散歩・サイクリング・映画・音楽・温泉・海に
行く・F1・花火・ビデオ・カメラ撮影・料理。

花霧居:柱が林立し、梁が跳梁するリビングルームの空間

物質を超えて空間へ

「建築の真実性は、屋根や壁にあるのではなく、それらによって囲まれた住まわれるべき内部の空間にある」紀元前5世紀の老子の言葉です。
建築の空間は勿論物質によって囲まれてできるのですが、私達は物質を超えて現れ出でる空間性にこそ美を求めたいと思っています。
建築は詩的構築体なのです。
そして美しい空間を携えた建築に住むということは、生きる手段なのではなく、人生の大いなる目的の一つなのだと、私達は信じています。

SACRA:満開の桜をイメージした全面のトップライトの空間

光と風と緑と

晴れた日に陽光は建築を祝福して、生活を活性化させます。曇天や雨の日の光は優しく静けさをもたらしてくれます。 夜にはランプの光が私達を闇から解放してくれるのです。そよ風は肌に優しく、建築の中を吹き抜けて空気をリフレッシュしてくれます。 緑は光と風を受けてそよぎそして輝き、私達を癒してくれます。これら3つの要素は建築に於いてデザインすべき大切なものです。

林居:アウタールームは光と風と緑と共にある生活を可能にする
IRONHOUSE: 地階のLDKに光と風と緑を提供するアウタールーム
ODYSSEY:屋外暖炉の素晴らしさ!

アウタールーム

屋外での生活を日常的に取り込むことができると、生活は本当に豊かになります。
リビングやダイニングから、それ程の段差を設けないで気軽にアウタールームに出られるようにすることが大切です。
アウタールームでは、天気が良ければ、100億光年を越える天井高の下で、太陽や雲や風や緑や月や星を友として、 室内と同じ様に食べ、飲み、話し、読書し、勉強することができるのです。 屋外に暖炉を設けると、肌寒い時でも、世界の素晴らしさを感じられる様な時を過ごすことができることでしょう。

林居:アウターダイニングを設けることで生活に彩りが付与される
アウタールームには2つのパーゴラが用意されユニークな世界を創り出している

森FOREST施主のご要望は、ドラマティックな空間をつくって欲しいということでした。

玄関扉を開けた瞬間に、流動的空間が展開します。 そこは2階へ上がる階段が吹抜を上昇し、階段を少し上がると、2つのパーゴラがあるアウタールームへと連続するリビングがあって、 更にスキップアップするとダイニングとキッチンのあるフロアーへと空間は流れてゆきます。
この流れる様な空間のあり方こそ、施主の方が望まれていたダイナミックな空間だと言えるのではないでしょうか。

玄関に入った瞬間、既に流動的空間を体験する旅が始まっている
ダイニングのフロアーから見ても劇的空間が展開している
玄関ドアを開けるとアウタールームが眼前に拡がっている

林居施主のご要望は、光と風に溢れた家をつくって欲しいということでした。

私達は、それに緑を付け加えました。建築は植栽を施された3つの中庭を内包して、そこから光と風と緑が各部屋に提供されることになっています。 特に中央のそれはアウタールームとして、樹々に囲まれた屋外でのダイニングを楽しむことができると同時に、屋内でその周りを回遊することもでき、 施主のご要望を象徴的に具現化した空間であるとも言えます。

アウターダイニングから室内のダイニングを望む
建具を全開放し、ソファに深々と身を沈め、プライバシーを守られつつ光と風と緑を楽しむ
階段踊り場から見上げると、光天井から自然光が差し込み、植物が生き生きと見える

ODYSSEY施主のご要望は、斜面地である敷地を最大限活かしたいということでした。

地下1・2階にガレージ、ゲストルーム、寝室、露天風呂感覚で楽しめる浴室を、最も眺望の良い最上階にLDKと書斎、 大テーブルと暖炉のあるアウタールームがあり、建築周囲には可能な限りの緑を配し、 この建築が建つことによって周囲の風景がより美しくなるように考えられています。
リビングは、ルーバー天井の上部を全面トップライトとした独創的な空間になっており、 大きなプラントボックスがあって室内でありながら自然光の下での生活が展開できる様になっています。

リビングの大開口から隣接する公園の大きなケヤキの木を借景として望むことができる
リビングよりダイニング、そしてその彼方にアウタールームを謎む。室内外に暖炉がある

椎名 英三さんの魅力

建物に上品さ、美しさを強く求める建築家です。

美に対する感性が非常に高く、独自の世界観をお持ちです。
いかに美しく素晴らしい空間をつくるかを重視なさっています。

得意分野

繊細で上品な建築を得意とされます。

外の自然と室内が一体につながるように窓をしつらえることを強く意識しておられ、窓枠が視界を邪魔しないようにという意識が、どの住宅でも強く感じられます。

また、エクステリアをインテリアに取り込んだ「アウタールーム」を用いられることが多いです。

設計の進め方

相談後、予算計画を算出し、合意が取れれば設計契約が行われます。

スケジュールは設計1年、工事1年で計2年が目安です。

設計コスト

木造住宅の場合、坪単価180万円~、
RC造の場合は、坪単価250万円〜が目安です。

受賞歴

  • 2011年 大谷美術館賞(IRONHOUSE)
  • 2011年 日本建築学会賞 作品賞 (IRONHOUSE)
  • 2010年 日本建築家協会25年賞 (宇宙を望む家)
  • 2008年 住宅建築賞 金賞(IRONHOUSE)
  • 2003年 DANTO TILE DESIGN CONTEST インテリア部門 大賞 (小川邸)
  • 2001年 住宅建築賞 奨励賞(N邸)
  • 2000年 JIA新人賞(光の森)
  • 1998年 INTER◆INTRA SPACE design selection’98
  •     デザイン賞(SCALA GRIGIA)
  • 1993年 商環境デザイン賞 優秀賞(HOTEL Y)
  • 1987年 手づくり郷土賞(錦橋:大阪市土木局橋梁課及び(株)長大と共同設計)
  • 1976年 商業空間デザイン賞 特別賞(スーパー松坂屋)
  • 1974年 商業空間デザイン賞 奨励賞(ブティック・マダム花井)
  • 1967年 桜建賞(卒業設計:未来博物館)
こちらは面談時にご紹介させていただくページとなります。
ご希望の方は、ザ・ハウスへのご相談予約(無料)をお申し込みください。

<ご案内できること(一例)>

◯◯さんの魅力 どのような魅力のある建築家であるか

設計の進め方 建築アイデアの生み出し方・説明の仕方(論理的・感覚的)等

建築コスト 平均的な坪単価・設計料等

〇〇さんに依頼したお客様の声 過去のマッチング事例からご紹介

今までの建築実績からわかる得意分野 崖地・狭小地・路地状等、特徴的な土地の事例や、リノベーション・二世帯住宅・商業施設等種類ごとの事例まで建築家の特性を網羅

その他ご面談の中では、建築家との強い信頼関係と過去のマッチング実績に基づき理想の建物を建てるために必要な情報全てをご案内しております。

すでに気になっている建築家がおられる方から、ハウスメーカー・工務店とまだ迷っておられる方まで、どのようなお悩みでもご相談承ります。
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