杉浦 充
Sugiura Mitsuru
建築の考え方
外部はその場所にふさわしい造形と耐久性を備え、内部は手放しで気持ちのいい空間を。
適度なメリハリとエッセンスを与えることで、機能的でありながら居心地の良い、流行にとらわれない建物づくりを目指しています。
住まいは料理店やブティックのように、ひとときを愉しむ場ではなく、人生という移ろい継続している時間を共有できる場でありたいと常に考えています。
移ろいゆく時間を記憶として受けとめることができる住まいは、居心地のよさを一層高め、来訪者までもが長居したくなるものです。
設計にあたってはいろいろな角度からバランスを図ります。
・自然環境と現代技術のバランス
・光、風、窓、断熱性能等、住環境のバランス
・素材や色のバランス
・近隣建物の開口部とのバランス
・町並みとのバランス
・家族間のバランス
・コストバランス
・etc・・・・・・・
住まう方から授かるインスピレーションを大切にし、自身もバランスをもった対応を心がけています。
杉浦充Sugiura Mitsuru
一級建築士(No.306654)
1971年 千葉県生まれ。
多摩美術大学美術学部建築科卒。多摩美術大学大学院修了。
株式会社ナカノコーポレーションを経て、2002年に充総合計画一級建築士事務所を設立。
日本大学生物資源科学部非常勤講師(2021年~)。
趣味は家具デザイン・旅行・ツーリング・散策・写真・音響・音楽鑑賞・楽器・水泳・
サッカー。
一つの家ができあがってゆくときは、時代、集まる人、与えられた土地など、同じ条件がそろうことは二度とありません。私たちは突然この世に現れたのではなく「今まで」があって「今」があり「これから」に向かっています。
「我が家が一番心地いい」と思えるような、人生という時間を「記憶」として受け容れることができる唯一の住まいづくりを共に楽しみましょう。
階段を中心に、効率的なプランニング
限られた敷地でのプランニングでは、移動するだけの廊下はできるだけ減らすようにします。
玄関から最上階まで続く階段を建物の中心に置き、2階にLDKを配するとリビングやダイニングが廊下の役割も兼ねるため、廊下の面積が少なくなります。
建物を削ってでも敷地の中央付近まで歩いて、建物の中央から内部に入るほうが1階の居室の幅も広くとることができます。
玄関ドアが道路から見えなくなり出入りの際のプライバシーも保たれます。
廊下を広げて北側個室を明るく、広く
移動空間である廊下などより個室の広さを優先してしまいがちですが、面積に余裕があるなら生活動線にゆとりをもたせたほうが、住んでいて広く感じるばかりかフレキシブルな住まい方ができるようになります。
ここでは南側の吹抜け脇の廊下の幅をあえて広げ、その廊下に面する個室の引戸の幅を大きくしています。
引戸を開け放すと暗く孤立しがちだった北側の個室が、明るく広い廊下と一体の気持ちのいい空間になります。
間取りに可変性をもたせる
10年以上先でも対応できる、フレキシブルな間取りが理想です。
リセール(そのうち手放すこと)を前提とまでしなくても、さまざまな状況に対応できる間取りは、結果的に第三者にとっても価値のある住まいになります。
可変性を考慮すると家全体につながりが生まれ、大きなワンルームのような空間になり数字上の面積以上の広さを体感できます。
建具は部屋を可変させやすいようになるべく大きくつくります。開き戸よりも引き戸の方が仕切り方の度合いを調整できるのでお勧めです。
変形屋根を持つ全館空調の住まい
狭小地に家族5人が住める床下空調のある快適な家をご希望の施主。
厳しい斜線制限がかかる不整形な敷地で効率よく容積を確保するために、形状や勾配の異なる屋根を組み合わせた建物となりました。
独特な屋根型に沿った内部の吹き抜け空間や、ロフトや屋上からの見晴らしが気持ちの良い住まいです。
エアコン一台で空調可能な、床下空間を利用した全館空調システムを導入し、快適な室内環境を実現しつつ、ランニングコストも抑えています。
扇形の敷地に建つ扇形の家
ご夫婦とふたりの姉妹のため十分な間取りを確保しつつ、木の質感を活かした和を感じる家をご希望の施主。
変形狭小地に対し、風致地区により大きな壁面後退を要求された結果、実質12坪余りが建築可能範囲という大変厳しい条件のなかで、敷地の形状や高低差というウィークポイントを生かした形状により、狭小とは思えない豊かな空間を実現しています。
また、木格子やワンポイントの障子窓、部分的な漆喰仕上げ等によりコストを抑えながらも和を感じさせる家になりました。
RC造都市型住宅
周囲を高層マンションやビルに囲われた17.6坪の敷地に計画した都市型住宅です。
施主からの要望はシンプルで、5人家族が住むためにできるだけ面積を確保することでした。
内部の立体的な構成によって最大限の面積と充分な明るさを確保しながら、空間に広がりや奥行きを与えています。
四角い建物が建ち並ぶ周囲の環境に対して、建物外観はルーバーのピッチを調整することで、柔らかい表情を与えました。
杉浦 充さんの魅力
施主のご要望と予算のバランスを整合させた住まいを実現させる建築家です。
耐震、性能などについても根拠を持ってご説明できる方です。
また「このように設計すると、このくらいのコストになる」などの数字を読む力もお持ちです。
得意分野
コストコントロールが得意で、都市型狭小住宅、ローコスト住宅の実績を多数お持ちです。
設備性能の知識が豊富なので、信頼して設備の選択ができます。
要件とコストの中で最大限施主の夢(要望)を入れ、ムダ、リスクを回避して合理性を考えた設計をなさっています。
設計の進め方
相談後、前向きであれば、約1.5~2カ月ほどでプランのご提案(提案がNGであれば6万円で清算)、その後ご契約となります。
スケジュールは平均すると1年半が目安です。
設計コスト
木造住宅の場合、坪単価95万円~が目安です。
受賞歴
ご希望の方は、ザ・ハウスへのご相談予約(無料)をお申し込みください。
<ご案内できること(一例)>
◯◯さんの魅力 どのような魅力のある建築家であるか
設計の進め方 建築アイデアの生み出し方・説明の仕方(論理的・感覚的)等
建築コスト 平均的な坪単価・設計料等
〇〇さんに依頼したお客様の声 過去のマッチング事例からご紹介
今までの建築実績からわかる得意分野 崖地・狭小地・路地状等、特徴的な土地の事例や、リノベーション・二世帯住宅・商業施設等種類ごとの事例まで建築家の特性を網羅
その他ご面談の中では、建築家との強い信頼関係と過去のマッチング実績に基づき理想の建物を建てるために必要な情報全てをご案内しております。
すでに気になっている建築家がおられる方から、ハウスメーカー・工務店とまだ迷っておられる方まで、どのようなお悩みでもご相談承ります。
お気軽にご相談ください。