平屋のコートハウス
Y様(東京都国立市)
ハウスメーカーにお勤めだったご主人が、その知識を生かして臨んだ家づくり。平屋のコートハウスを段差のないバリアフリーにすることで、快適な住まいになったという、ご主人に伺いました。
家を建てようと思った経緯は?
妻の実家の建て替えを考えたのがきっかけです。
自分の両親はすでに他界しており、妻の実家に義父(当時87歳)が一人でおりましたが、一緒の方が安心だということで、同居することにしました。しかし、家が古く建て替えせざるを得ない状況でした。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
定年までハウスメーカーに勤務しており、住宅建築については他の方たちより見識がありました。
在職中なら無理でしたが、家を建てるのなら建築家に設計をしてもらうことが夢でもあり、一番の贅沢と考えておりました。
建築家・杉浦充さんにはどんなご希望を伝えたのですか?
・バリアフリーの木造平屋で古民家風(深い軒下)
・玄関が広く通り土間のようなスペース
(趣味の釣り関係のアウトドア道具や魚専門の大きな流し台)
・床下暖房の全館空調(温度差がない空間)
・自然素材
などの希望を伝えました。
実際に生活していかがでしょうか?
思い描いていたとおりの家ができて大変満足しています。バリアフリーで段差のない平屋の生活は最高です。
24時間全館空調にしたのですが、冬場の電気代の高さには驚きました。しかし、この寒い所のない暖かさや快適さには変えられないものがあります。
我々は比較的金銭的余裕がありましたので、お金で済むなら良いのではという感じです。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
前職の関係で建築家も何人か知っており、色々なしがらみもあるなかで、設計をどなたにお願いすべきかを悩んでおりました。
ザ・ハウスを利用させていただくことでその悩みも解消できました。それぞれの建築家の作風、特徴などを適切に教えていただき、決定するときのアドバイスも大変参考になりました。
本当に良い建築家と巡り合わせていただき感謝しています。
これから建築家と家を建てる方に一言
家を建てるために、各方面で調査・勉強されている方は別ですが、若い方が初めて家を建てるのなら、システマチックになっているハウスメーカーは選択肢のひとつとして良いと思います。
何度か家を建てたことのある方や知識がある方は、終の住処としてなら断然建築家と建てたほうがいいと思います。それこそ、どこにもない作り込んだオンリーワンの家ができますよ。
データ
- 建設地
- 東京都国立市
- 竣工日
- 2019年5月
- 設計
- 杉浦 充
- 施工会社
- 株式会社鶴崎工務店
- 構造
- 木造
- 敷地面積
- 394.78平米(119.4坪)
- 施工床面積
- 141.36平米(42.8坪)
- 生活スタイル
- 二世帯住宅
- 撮影
- 桧川 泰治、杉浦 充
- 種類
- 新築
本体価格
総工事費(税別)から、それぞれの敷地や建主の事情によって変動する解体工事、仮設工事、杭・地盤改良工事、引込工事、外構工事、冷暖房・空調工事、 その他建物本体に固定されていないものの工事を除いた金額。実際にかかる費用よりも坪当たり10~30万円ほど安く見積もられます。
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