家族とともに変化する家
K様(大阪府羽曳野市)
ご結婚を機に自分達の住まいを意識するようになったKさん。
リフォームにするか新築にするかというところから計画がスタートし、工務店・ハウスメーカー・プロデュース会社と、あらゆる依頼先を検討しました。しかし、いずれの提案にも納得がいかず、2004年6月、ザ・ハウスに来店されました。
建築家・猪股浩二+原 朱美さんは、住まいに対するしっかりとしたお考えを持っているKさんに対して、まずはイメージしているものを伺い、それを確認しながら少しずつ形にしていきました。また、ご夫婦の日常生活に触れることで、設計のヒントをもらうなど、お互いを尊重し合いながらKさんにぴったりの家を完成させていきました。
要望を最大限に生かした家は、2006年4月に完成。満足した家を完成させるためには、建築家とのコミュニケーションが一番大切、とおっしゃるKさんに話を伺いました。
家を建てようと思った経緯は?
結婚したのを機に住まいというものを意識し始めました。実家の横に以前叔父が住んでいた建物が有り、それをリフォームして住んではどうか?と親からの申し出がありました。
しかしながら、建物が築30年と老朽化していましたし、以前の構造体(鉄骨)が気に入りませんでした。
そこで、木造で新築しようと思い立ちました。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
<!-- 写真下 横2枚 -->
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<p>当初はリフォームということもあり、知り合いの工務店でも考えていました。新築することになってからはハウスメーカーも見に行きましたし、工務店でも構想案はいただきました。
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当初、ザ・ハウスさんに伺うまでは、とあるプロデュース会社さんに登録もし、構想コンペまで行いました。しかし、プロデュース会社のシステムと紹介された建築家に納得ができず、ザ・ハウスさんを訪問しました。
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<tr><td><img src="http://thehouse-a.jp/tatetaie/tatetaie_img/110_2.jpg" width="100%" alt="" /></td>
<td><img src="http://thehouse-a.jp/tatetaie/tatetaie_img/110_3.jpg" width="100%" alt="" style="margin-left:5px" /></td></tr>
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建築家・猪股浩二+原 朱美さんにはどんなご希望を伝えたのですか?
・和風が良い。洋風っぽいところもあっても良いけど基本は「和」。
・茶室があること。炉を切る。
・和室続きで二間欲しい。(6畳+4(4.5)畳)水屋も欲しい。
・概観イメージは町屋を現代風にアレンジ。
・お日様の光が十二分に取り込める。
・風通しの良い構造。
・極力自然材使用、有害物質の疑いの有るものは安くても使用しない。
・収納を出来るだけ多く設置する。
・必ずしも木造に拘らないが木造がメイン。
・リビングが家の中心。どの部屋に行くのもリビングを通るようにする。
・誰もが来たくなるような家にする。
・明るいけど、落ち着いた感じ。
・メンテナンスフリーorメンテナンスがしやすい様に。
・バリアフリー。
・チョットだけ風水的要素を取り入れる。鬼門等に注意。
・妻の趣味のため専用彫金作業場の確保。(リビング等が見渡せる場所に設置、部屋である必要はない)
・夫専用書斎の設置。(2畳程度本棚備え付け)
・部屋数の希望は、キッチン、LD、茶室(6畳+4(4.5)畳)、寝室、子供部屋×2、浴室、納戸、トイレ、洗面所、ランドリールーム。
・駐車場は2台。
・防犯対策。
・シロアリ対策等。(害虫対策)
こんな感じだったと思います。ただし、以上の要望は話し合いの中で消えたものも多いです。
先生方との話し合いの中で「家は完成形で作る必要はない」家族とともに変化する、ということを気付かせてもらいました。
実際に生活していかがでしょうか?
日当たりはかなり良いです。(夏場は逆に困るぐらいです。)風の通りも良いですし、夏冬ともに快適です。
こちらの要望と猪股・原先生のアドバイスで進めたおかげで、かなり住み心地の良い家ができたと思います。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
かなり親切に対応いただきました。費用が掛からないのもうれしいことです。
的確に施主に合った建築家の方を紹介いただけるのもすばらしいと思います。
これから建築家と家を建てる方に一言
よくコミュニケーションをとることをお勧めします。施主の要望を判った上で、条件を最大限生かそうとされるはずです。そのことに協力するには施主としての情報を与えるべきだと思います。
それが、最終的に施主が満足する家につながるのだと思います。そして、家作りの一番良い方法だと私は今回思いました。
データ
- 建設地
- 大阪府羽曳野市
- 竣工日
- 2006年4月
- 設計
- 猪股浩二+原朱美
- 施工会社
- 喬建設(株)
- 構造
- 木造
- 敷地面積
- 110.77平米(33.5坪)
- 生活スタイル
- 単世帯住宅
- 撮影
- 福澤昭嘉
- 種類
- 新築
本体価格
総工事費(税別)から、それぞれの敷地や建主の事情によって変動する解体工事、仮設工事、杭・地盤改良工事、引込工事、外構工事、冷暖房・空調工事、 その他建物本体に固定されていないものの工事を除いた金額。実際にかかる費用よりも坪当たり10~30万円ほど安く見積もられます。
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