「体育館」のある暖かい家
A様(東京都大田区)
お子様の小学校入学までには持ち家をと考えていたAさん。
家を建てると言えばハウスメーカー又は工務店のどちらかだと思っていたそうですが、新聞で建築家に依頼するメリットを知り、その記事からザ・ハウスのサービスにも興味を持たれたようです。そんなAさんは2002年9月にザ・ハウスにご来店されました。
土地購入前、特に変形敷地を検討していたAさんに対し、建築家・長谷川順持さんは段差のある変形敷地の購入を目前に、大丈夫ですよ、と不安を取り除く事からスタート。Aさんにとってそのことがとても印象深かったようです。
冬でもとても暖かく、家族みんなが風邪をひかなくなったと語るAさん。今では体育館と呼びあう地下室は、冬は暖かく夏は床がひんやりとして、横になっていると、つい、うたた寝をしてしまう程の気持ち良さだそうです。Aさんにお話を伺いました。
家を建てようと思った経緯は?
昔から持ち家志向なので、特に経緯はありません。家かマンションかという選択も当初から一戸建てと考えていたので迷いませんでした。
したがって、長女が生まれた頃から、小学校入学までに家を建てたいなという願望がありました。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
当初は一戸建てを持つということは、ハウスメーカー又は工務店の選択だと思っていたので、ハウスメーカーの展示場をいくつか見学し勉強をしていました。
ある日、新聞を見ていると「建築家で家を建てる」という記事がありました。その記事の中で、建築家で家を建てると依頼主側に立って工事の監理をしてもらえるということに興味を抱きました。
家を建てる時に心配だったのは、手抜き工事等でしばしば被害に会っている人がいる。だからといって、素人では手抜き工事を見抜くことはできない。建築家で建てればちゃんとした家が建つと考えたのです。
その記事は、ザ・ハウスさんのことが書いてあったと思います。すぐに連絡を取って相談に行きました。
いろいろ話を聞いたり、建築家の建てた家の写真を見てみると、ハウスメーカーで建てた家とは全く違うなと感じ、オーダーメイドの家を建てたいという気持ちが湧いてきました。その時は土地を探している段階だったので、土地探しもザ・ハウスさんにお世話になりながら、建築家の紹介を受けることにしました。
建築家・長谷川順持さんにはどんなご希望を伝えたのですか?
家族でどんな家がいいか希望を出し合い、リスト化して希望を伝えました。主に以下の3点です。
(1)広く感じる事ができる家:土地が広くないので、感覚的に広く感じる家にしてほしかった。
(2)快適な家:冬でも暖かく快適にすごせる家。
(3)機能的な家:我が家の生活スタイルに合わせて設計してほしかった。
実際に生活していかがでしょうか?
冬は暖かいですよ。地下室と1階はどまだんを敷いているので暖かいのは当然ですが、2階には全く暖房はないのに、真冬でも薄い長袖1枚で大丈夫です。(玄関の土間、トイレ、納戸も床下収納の中まで暖かいですよ。) また、どまだん以外の暖房機がないので、冬でも風邪をひく回数が減りました。
家も土地の広さの割には空間が広々として居心地がいいです。来客者も部屋を見て「広いですね」と言いますが、土地の大きさを言うと皆驚いています。
私のお気に入りは地下室。当初は無目的で計画しましたが、今では子供たちの運動場となっています。家具等何も置いていないので、ボール遊びや縄跳びができます。室内なので夜でも雨の日でも遊べるため、仕事から帰宅後は、しばしば子供達にボール遊びをせがまれます。我が家ではここを体育館と呼んでいます。
それから、地下室は冬暖かく、夏は床がひんやりとしているので、横になっているとついうたた寝をしてしまいます。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
ザ・ハウスさんに頼んで本当によかったと思います。
初めて行った時は、まだ土地も購入してない段階で、建築家で家を建てるということに対してもほとんど知識はありませんでした。家を建てるということは、ほとんどの人は初めての経験だと思います。
にも関わらず、資金面や様々な手続きは、手探り状態から始めなくてはならない為、第三者的に相談できるようなザ・ハウスさんのような会社があるということは本当に心強かったです。
土地の購入からローンの組み方までいろいろ相談させていただき、ありがとうございます。また、建築家・長谷川さんを紹介していただきありがとうございます。
これから建築家と家を建てる方に一言
我が家のやったことの、1つ目は家族の希望を洗い出して一覧化。
(どんな些細なことでもよいので希望をまとめ、優先順位をつける。当然矛盾もあると思いますが、打ち合わせを行いながら、トレードオフしていくので、多少希望が矛盾していてもよいと思います。)
2つ目は、自分に合った家を建てる為には、日頃の生活リズムを伝えなければならないので、日々の生活のタイムチャートや家族の嗜好等を伝えました。
基本設計、実施設計に関しては、家族の希望と図面をチェックし、細かな要望を出しましたが、実施設計以降のセンスに関わる部分はイメージを伝えただけで、長谷川さんやスタッフの方のセンスを信じてほとんど任せました。我が家の場合、結果的に正解だったと思います。
データ
- 建設地
- 東京都大田区
- 竣工日
- 2005年1月
- 設計
- 長谷川 順持
- 施工会社
- (株)sobi、インタラクティブコンセプトINC.
- 構造
- 混構造
- 敷地面積
- 100平米(30.2坪)
- 生活スタイル
- 単世帯住宅
- 種類
- 新築
本体価格
総工事費(税別)から、それぞれの敷地や建主の事情によって変動する解体工事、仮設工事、杭・地盤改良工事、引込工事、外構工事、冷暖房・空調工事、 その他建物本体に固定されていないものの工事を除いた金額。実際にかかる費用よりも坪当たり10~30万円ほど安く見積もられます。
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