運命的な出会いを感じた家づくり
S様(東京都町田市)
大好きなビンテージ家具。味わいがあり、肌になじむ着心地の良さ。
Sさんが家に求めたのは、そんな味わいのある空間でした。住宅展示場にも足を運んだものの、やはりどれもしっくりこなかったので、建築家に依頼することに決めて2006年5月、ザ・ハウスに来店されました。
同じデザイナー同士、共感できることがあるかも!と、楽しみが増えたという建築家・彦根アンドレアさん。「木綿」と名付けられたSさんの家は、その名のとおり思わず触れてみたくなる質感や、きめの細やかなアンドレアさんの設計でとても暮らしやすい家になりました。
明るすぎないリビングや6メートルの抜けがある空間は、まるでカフェにいるようでとても落ち着くというSさんにお話を伺いました。
家を建てようと思った経緯は?
都会へのあこがれから数年間、世田谷の賃貸を転々としましたが、将来的に安定したい思いが徐々につのっていき、家を持とうと決心しました。
ありがたいことにウチの場合は妻の名義の土地がありましたので、家を建てることからスタートしました。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
ハウスメーカーの展示場を見に行ったりもしましたが、金額的に意外に安くないのと、なによりデザイン的に気に入ったメーカーが一つもなかったので自分たちに合った家を建ててもらうには、建築家さんに依頼することが自然な流れとなりました。
建築家・彦根アンドレアさんにはどんなご希望を伝えたのですか?
長く住んでいくにあたって「あきのこないシンプルなデザイン」と年月が経過して古くなっていく中で「イイ感じに味として変化していける家」、「愛犬と楽しく健康的に暮らしていける家」、あと具体的には「音楽室」「書斎」などと、冬に底冷えがするところなので床暖房をお願いしました。
はじめにプレゼンしていただいたプランがバッチリだったので、その後の打ち合わせはテンポ良く進みました。
実際に生活していかがでしょうか?
外観は完成してみて、思いのほか前衛的な形に驚きましたが(笑)、今ではとてもかわいく思い、とても気に入っています。実際に生活してみてとても快適です。
完成当初は設定の仕方にとまどったせいで、床暖房(サーマスラブ)の電気代が大変な金額になってしまったのですが、使い慣れてからは料金も落ち着き、なにより家全体がほんわか暖かいのがとても嬉しいです。
ウチは窓が少ないデザインなのですが、天窓もある為、日中の部屋に届く外からの採光はちゃんと感じますし、また、若干暗めなダイニングやリビングも逆に落ち着きます。
6メートルの吹き抜けは圧巻で、さながらおしゃれなカフェにいるようです。
毎日ここで暮らしていく中で、アンドレアさんの神経が行き届いた繊細な設計とエコロジーな面を日々感じています。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
雑誌やネットを使って自分たちで建築家さんを探していましたが、それだけではどうにも決定するだけの情報が足りず、そんな中で雑誌でザ・ハウスの事を知り、何度かザ・ハウスのセミナーにも顔を出し、そしてお店に足を運びました。
スタッフの方と話していく中で彦根建築設計事務所のファイルを出していただいて、作品を拝見したときに運命的な出会いを感じました。
そのマッチングの確かさに今でも感心しています。自分で探すのも方法の1つですが、建築家さんの特性を知り尽くした方にアドバイスを受けるのはとてもありがたく、背中を押してくれる大切な存在だと思います。
アンドレアさんと引き合わせていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。
これから建築家と家を建てる方に一言
まずは、自分たちに合う素敵な建築家さんと運命的な出会いをしてください。
探していく中で必ずビビっとくる方がいます。お願いする時には、自分たちの生き方や趣味趣向など抽象的なイメージを沢山伝えることが大事だと思います。
あと、部屋割りなどの具体的なお願いは必要最低限にして、建築家に自由に考えてもらう部分を沢山与えてあげて下さい。
きっと自分たちの想像を超えた素敵な設計に出会えると思います。
データ
- 建設地
- 東京都町田市
- 竣工日
- 2007年9月
- 設計
- 彦根建築設計事務所
- 施工会社
- あかぎ工務店
- 構造
- 木造
- 敷地面積
- 157.67平米(47.7坪)
- 生活スタイル
- 単世帯住宅
- 種類
- 新築
本体価格
総工事費(税別)から、それぞれの敷地や建主の事情によって変動する解体工事、仮設工事、杭・地盤改良工事、引込工事、外構工事、冷暖房・空調工事、 その他建物本体に固定されていないものの工事を除いた金額。実際にかかる費用よりも坪当たり10~30万円ほど安く見積もられます。
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