家の中の風景を楽しむ家

2015.09.25掲載

K様（東京都世田谷区）

新築

「建築家で家を建てたいけれど、自分にそれは可能なのかな・・・」そんな不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

家づくりについての悩みは誰に相談するべきなのか、意外と思いつかないものですよね。同じく不安を抱えていたＫさんがザ・ハウスにご来店されたのは2005年６月の事でした。ザ・ハウスでお悩みを整理されたＫさんは、建築家・塚田眞樹子さんにご自宅の設計を依頼することを決めました。

実はＫさんと塚田さんの初対面は、Ｋさんが参加されたザ・ハウスのセミナーでした。雑誌を見て塚田さんのことは知っていたものの、セミナーで塚田さんの「建築家としての想い」を聞き、塚田さんに頼めたらいいなと思ったそうです。その数ヶ月後、それは現実のこととなりました。ではその家づくりについてお話を伺ってみましょう。

家を建てようと思った経緯は？

元々、今の土地にあった実家が老朽化し、住みづらくなったため家を建てようと思いました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか？

デザイン関連の仕事をしているため、好きな世界観の中で生活したいと思っていました。また、一生に一回かもしれない試みなので、モノづくりの過程も楽しみたいという思いもありました。でも自分たちが、建築家にお願いできるものなのかわからず、常に不安や疑問を抱えている感じでした。

そこでザ・ハウスさんのセミナーに何度も参加し、勉強を重ねました。

同時に、様々な住宅建築関連の本を見て、イメージを膨らませていました。その中で、雑誌「新建築」の住宅特集の１枚の写真を見て、こんな空間が生み出せる人にお願いできたら、という想いが強くなりました。

その住宅が、塚田眞樹子さんの設計で、ザ・ハウスさんのコーディネートだということがわかり、建築家との家づくりを実施することにしました。

建築家・塚田眞樹子さんにはどんなご希望を伝えたのですか？

住宅に囲まれた場所であり学校の通学路に面しているため、
「外に開くより、内に開く方が良いのでは」ということ。
「家族の気配を感じられる様にして欲しい」ということ。
その他、必要な部屋と、自分たちの好きな雰囲気や素材感を伝えました。

実際に生活していかがでしょうか？

非常に満足しています。

図面ではわからなかった視界の広がりや、ガラスから差し込む自然光が心地よく、いつも家の中の風景を楽しみながら生活してます。

柱や仕切りが無いので、家を使った楽しいコミュニケーション方法が生まれていて面白いです。

建築家による全体の大胆な構成の発想と細部へのこだわりがあるから、実現できたことなのだと、改めて実感しています。

ザ・ハウスを利用しての感想は？

塚田さんをご紹介いただいたのですから、本当に感謝です。
セミナーの時のお話などを通じて、施主の立場を本当に理解してくれているな、という安心感がありました。

これから建築家と家を建てる方に一言

一つ一つの過程を大事にすれば、満足した家づくりが出来ると思います。

家づくりは大変ですが、建築家とイメージを共有しながら、いい物をつくろう！と試行錯誤する時間はとても楽しかったです。

終わってしまうのが寂しく感じたくらいです。これから建てる方は、あの楽しい時を味わえるのですから、うらやましいです。がんばってください。