ホームパーティーを楽しむ家

2015.09.25掲載

T様（千葉県松戸市）

新築

家づくりを考え始めた当初から、建築家に依頼するイメージを描いていたＴさん。

実は、Ｔさんの奥様のご実家は「建築家が設計した家」。
奥様ご自身の経験から、「子供たちにも、建築家がつくる工夫に富んだ家で育って欲しい」と考えていたそうです。

そして、2008年９月にザ・ハウスにご来店されたＴさんは、建築家・直井克敏・徳子さんと出会います。同世代の直井さんとは、子育て、働き方、料理や食、人との関わり方など、あらゆる点で共感できる部分が多かったそうです。

そんな共感できるパートナーと建てた家。
家づくりの過程と実際にお住まいになってのご感想をＴさんに伺いました。

家を建てようと思った経緯は？

古い家がありましたが、「夏暑く、冬寒い」「キッチンが暗くて、狭い」などいろいろ不満がありました。また、メンテナンスにいろいろとお金がかかっていたので、いつか建て替えが必要だと考えておりました。

せっかくなら早いうちに自分たちで作った新しい家に長く暮らしたいと思い、建て替えようと思い立ちました。

当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか？

はじめは、地元の工務店やハウスメーカーにプラン作成をお願いしました。

その時伺った工務店は、担当してくださった方が知識不足だと感じ、自分たちの希望を形にできないと判断しました。

ハウスメーカーは熱意のある営業活動で、それぞれの「売り」も納得の行くものでしたが、くわしく話を聞くうちに、「オプション」ですとか「それは無理」と言われる点が多く、些細なこだわりで意外と価格がアップすることがわかりました。また、同じハウスメーカーで建てた家はどれも似たような家になってしまっていたので、おもしろくないと思いました。

実は、「最終的には建築家に」という選択肢は初めからありました。妻の実家が建築家に依頼して建てた家だったので、その工夫に富んだ家で育ったということもあり、自分たちの子供にも是非その楽しさ、素晴らしさを感じられる環境で作ってあげたいという想いがありました。

工務店やハウスメーカーとも接触したのは、どれが自分たちにとって最適であるかを見極めるためでした。その結果「やっぱり建築家だ」と心から納得できたので、自分たちの選択に自信が持てました。

建築家・直井克敏・徳子さんにはどんなご希望を伝えたのですか？

・必要な部屋の数と大体の広さ。
・風通しがよく、夏涼しく、冬暖かい家であること。
・「廊下」はいらないこと。
・お客様をよんで庭で食事をすることも多いので、外に開いた間取りということ。
・基本的な家の機能を１Fにまとめ、平屋の感覚。

こういった感じで、思ったままをお伝えしていきました。

実際に生活していかがでしょうか？

家のどの部分も佇まいが美しく、とても居心地がよいです。間取り、材質などが私たちの希望に沿ったものになっているのはもちろんのこと、細部にわたる納まりにおいて素人にはあずかりしれないこだわりに満ちていています。独特の雰囲気があり、大変満足しています。

機能面では、この夏は猛暑で大変暑かったこともあり、昼間はさすがに空調なしでは過ごせませんでしたが、２階は風通しがとても良く、夜は空調なしで過ごせました。

冬は、まだ過ごしていないので分からないですが、心地良く過ごせるのではないかと期待しています。
特に大屋根、雨どいのない軒先から一直線にのびるラインは見ていて飽きません。

ザ・ハウスを利用しての感想は？

建築家と施主の橋渡しをとても上手になさっていると思いました。

２回しか伺っていないのに、こちらの希望をきちんと理解してくださった点も驚きました。

これから建築家と家を建てる方に一言

紙の上の図面が徐々に形となり、実際の家になっていく過程は、とても感動的でした。あの感動をこれから味わえると思うとうらやましいです。

建築家選びの際は、自分たちが思う家づくりの考え方やテイストが、同じ方向性を感じられる方であることはもちろんですが、やはり「うまが合う」なんでも言いやすい建築家の方を選ぶことがとても大切だと思います。