陶芸作家の住まう家
S様(埼玉県富士見市)
都心のマンションにお住まいだったSさんは、勤務先の移動とお子様を授かったことを機に家を建てることを決意。市街化調整区域内にある畑や緑の残された土地を選ばれ、ここに陶芸工房を併設した住まいを希望されたのは2012年4月、ザ・ハウスへご来店くださった時のことでした。
選んだパートナーは建築家・石井秀樹さん。石井さんはこれから新しい土地に住まうSさんのために、工房を介して、ゆるやかに地域とつながる平屋を提案しました。
「春夏秋冬、違った風景が楽しめることが幸せです。」とSさん。
周囲の視線を気にすることなく、どの部屋からも豊かな緑をのぞむ住まいはどのようにして生まれたのでしょうか。お聞きしてみましょう。
家を建てようと思った経緯は?
以前は仕事に合わせ都内のマンションで生活していましたが、ずっと緑の見える家に住みたいと思っていました。
勤務先が郊外に変わったことと、子供ができたことを機に「家を建てよう」と思いました。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
当初は住宅展示場をまわっていましたが、陶芸工房を併設しなければならないこともあり「ハウスメーカーでは難しいのではないか」と悩んでいました。 そんな折、雑誌やネットで建築家の建てられた家を拝見し「お願いするならぜひ建築家の方」に、と考えるようになりました。
建築家・石井秀樹さんにはどんなご希望を伝えたのですか?
まずは工房を別棟で併設すること、緑の眺められる家であること、その他細かいことを何点かお伝えしましたが、大まかなことは石井さんにお任せしました。
実際に生活していかがでしょうか?
ダイニングからはもちろん、リビングやバスルームからも春夏秋冬、違った風景が楽しめることが幸せです。平屋ならではの「地に足のついた生活」に満足しています。
ちょっとずつですが、空間に合う家具や置物を合わせていくことも楽しみのひとつです。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
どんな建築家の方がどのような家を設計されるのか、あまり知りませんでしたので、好みや予算に応じて建築家さんを紹介していただけるシステムはとても助かりました。 とても素敵な建築家をご紹介いただき感謝しております。
これから建築家と家を建てる方に一言
どんな要求でもとりあえず言ってみると良いと思います。「こんなの聞いて大丈夫かな?」というような質問にも真剣に答えて下さいますし、色々な雑談をしていく中で、よい提案をしていただいたりもしました。 打合せはハウスメーカーより時間はかかりますが、ぜひ家づくりを楽しまれるとよいと思います。
データ
- 建設地
- 埼玉県富士見市
- 竣工日
- 2014年3月
- 設計
- 石井 秀樹
- 施工会社
- ラスティック(株)
- 構造
- 木造
- 敷地面積
- 292.27平米(88.4坪)
- 生活スタイル
- 併用住宅
- 撮影
- 鳥村鋼一
- 種類
- 新築
本体価格
総工事費(税別)から、それぞれの敷地や建主の事情によって変動する解体工事、仮設工事、杭・地盤改良工事、引込工事、外構工事、冷暖房・空調工事、 その他建物本体に固定されていないものの工事を除いた金額。実際にかかる費用よりも坪当たり10~30万円ほど安く見積もられます。
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