モノではなくコトが叶う家
F様(東京都小平市)
「大事なのはモノではなく、コトなんです」と建築家・岸本和彦さんからアドバイスをいただいたFさん。完成した家は、いまだにはっと気づく驚きと感動があるといいます。
同じ「美」に共感しあいながら打合せを重ね、叶えた「コト」はどんな形になったのでしょうか。Fさんに伺いました。
家を建てようと思った経緯は?
建売を購入し7年住みましたが、日々感じる違和感がぬぐえず、ずっと住み続ける気持ちになれませんでした。
また三男が生まれた事。コロナ禍で家にいる時間が長くなったことで、住み替えを決心しました。
当初から建築家に依頼しようとお考えだったのですか?
はい。
昔からTVや雑誌で見る建築家の家が大好きで家を建てるなら建築家にお願いしたいと思っていました。
ですが、予算・建築家選定基準など何から手を付けてよいかわからない中。
長男が生まれ、半ば諦めで建売を購入した経緯があります。
その後、感じる空間への違和感(それが何なのかは岸本さんとの打ち合わせて明らかになっていくのですが)に我慢できなくなり、昔からあこがれだった建築家との家づくりを再開する事にしました。
やはりどこから進めてよいか悩んでいた時、インターネットでザ・ハウスの存在を知り相談してみることにしました。
建築家・岸本和彦さんにはどんなご希望を伝えたのですか?
岸本さんより「大事なのはモノではなく、コトなんです」とアドバイスをいただき。
子供3人を一人で見ている時でも心豊かにすごしたい。空が見たい。朝日が見たい。などを伝えしました。
ですが、全体のほとんどはお任せでした。
実は打ち合わせ前、岸本さんのコラムで、「美しさ」を説く一説にあるキースジャレットのソロピアノがとても印象に残り、試しに聞いてみたところ、その美しさにとても感動し涙しました。
自分が岸本さんと同じ「美」に共感できていれば、素敵な家になるかもしれないというワクワクした思いがあった為です。
実際に生活していかがでしょうか?
コラムと共にキースジャレットを聞いた感動が、家に落としこまれたかのようです。時間や季節によって変わる居場所の心地良さを実感しています。
縁側に差し込むやわらかな朝日。雨の日は屋根から落ちる滴。キッチンから見える竹の揺らぎ。夜、家から漏れる淡い明かり。毎日の生活に思わずはっとする瞬間が多くなりました。
また、明るい事・暖かい事のありがたさ、狭い事・暗い事の安心感、寒さの楽しみ方など、打ち合わせで岸本さんがおっしゃっていた事がどんどん体験となり、生活に深みが出てきています。
今の時期、午前中は縁側に優しい陽が入るので、洗濯の合間縁側に座りコーヒーを飲みます。わずかな時間ですが、ゆったりとした、とても贅沢な時間だなと感じます。
今度は縁側にて焼き鳥で一杯やろうか。夏はデッキでテントやタープを張りキャンプや水遊びしようか。やりたい事が様々思い浮かび、ワクワクしています。
ザ・ハウスを利用しての感想は?
素晴らしいサービスだと思いました。
だいぶ遠回りした私達からすると、建築家選定に必要なノウハウを短時間で享受できる仕組みはありがたかったです。
家づくりのパートナー探しに寄り添ってくれたこと本当に感謝しています。
ありがとうございました。
これから建築家と家を建てる方に一言
建築家との家づくりに悩んでいるようでしたら、一度ザ・ハウスに相談することをお勧めします。
一部のハウスメーカーに見られる営業行為ではなく、真摯に建築が好きなスタッフが寄り添ってくれます。そして自信をもって信頼できる建築家を紹介してくれます。
紹介いただいた岸本さんは確固たる信念のもと私達を導いてくれました。とても頼りになりましたし、信頼できました。任せられました。
また、建築家との家づくりの過程は、家の隅々に思い出となってしみこんでいます。
階段や手すりなどに触れる度、当時の出来事が想起され、愛着がわいてきます。
家づくりもその後の生活も特別な経験になるのが建築家との家づくりだと思います。
データ
- 建設地
- 東京都小平市
- 竣工日
- 2022年8月
- 設計
- 岸本 和彦
- 施工会社
- 渡邊技建株式会社
- 構造
- 木造
- 敷地面積
- 130.24平米(39.4坪)
- 施工床面積
- 88.88平米(26.9坪)
- 生活スタイル
- 単世帯住宅
- 撮影
- 上田宏
- 種類
- 新築
本体価格
総工事費(税別)から、それぞれの敷地や建主の事情によって変動する解体工事、仮設工事、杭・地盤改良工事、引込工事、外構工事、冷暖房・空調工事、 その他建物本体に固定されていないものの工事を除いた金額。実際にかかる費用よりも坪当たり10~30万円ほど安く見積もられます。
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